気候を人間が支配する。 そんな技術をご存じですか?ジオ・エンジニアリングと呼ばれるこの技術は気候変動の潮流を止める1つの方法論ともいえます。しかし、この神をも恐れぬ技術には異論が多く、未だ常軌を逸した考え方だとも言われています。 米国科学アカデミー(NAS)はこの技術に関する、長らく待たれていた2つの論文を今月発表しました。そこでは非常に厳しい言葉をジオ・エンジニアリングに対して投げかけています。論文内では「ジオ・エンジニアリング」という単語は使用されず、タイトルは「Climate Intervention(気候介入)」となっています。著者によれば、ジオ・エンジニアリングは未だ存在していない技術をあたかも存在するかのように示す言葉なので、イメージを変えていく必要があるとのことです。これは、科学的理解がまだ不完全で、行動に対する結果を正確に予測できる段階にはきていないことを表しているとも言え
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