ソーシャルゲーム関連団体が自主規制を打ち出した。未成年者の利用限度額を決め、健全化をアピールする。だが収益減を覚悟して今後も規制を強化できるのか。 「(課金システムを)理解している人だけでなく、より多くの人がソーシャルゲームで遊ぶようになった。結果としていろいろな批判を頂く状況になったのは残念だ。当局の規制導入に反対だと主張するつもりはないが、自分たちで努力して、自浄作用を現行の法規制の中でやれるなら、それがあるべき姿だと思う」 ソーシャルゲーム大手、グリーの山岸広太郎副社長は本誌の取材に対しこう語る。 同氏の言葉を裏づけるように4月23日、グリーやディー・エヌ・エー(DeNA)などソーシャルゲームで遊ぶためのプラットフォームを提供する6社は「18歳未満の青少年の利用限度を月1万円以下に設定する」と決めた。上場企業としての社会的責任などを含めた批判の高まりを無視しきれなくなった格好だ。 さ
ミクシィは3月21日、自社が運営するSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「mixi」内に物販ページ「mixiモール」を開設した。mixi内でつながっている友人や知人を介して商品情報が流通する仕組みを取り入れたのが特徴。ミクシィはこれまで広告収入、デジタルコンテンツ販売手数料などを収益源としてきたが、新たにEC(電子商取引)の収益が加わることになる。 ミクシィが開始したmixiモールはいわゆる「ソーシャルコマース」と呼ばれる事業。ソーシャルメディアを介して、商品に対するユーザーの意見や情報が拡散する。通常のECサイトでは商品の選択時に数多くの購入者の嗜好性を分析して最適な商品を推薦するのが一般的だが、ソーシャルコマースではソーシャルメディア上でつながっている知人や友人を介して推薦する。米フェイスブックは第三者の企業が自社ページ「フェイスブックページ」上でソーシャルコマースを展開す
2010年度には前年度比277.4%増の1400億円に拡大したソーシャルゲーム市場(矢野経済研究所調べ)。その代表的なプラットフォームであるGREEとMobageではスマートフォンへの対応が進んでいるゲームが増えているが、どのくらいの人が課金して遊んでいるのだろうか。 シード・プランニングの調査によると、スマートフォンでGREEやMobageのゲームを遊んでいる人の課金率を調べたところ、Mobageが20.8%とGREEの17.3%をやや上回った。 ※2012/2/23 15:00 お詫びと訂正:記事初出時、課金率をGREEが20.8%、Mobageが17.3%としていましたが、Mobageが20.8%、GREEが17.3%の誤りでした。関係者や読者のみなさまにお詫びして訂正いたします。 課金者の男女別の割合を見ると、Mobageユーザーでは男性(60%)が女性(40%)を大きく上回ったが
レンズの口径が3.8メートルと国内では最大となる光学赤外線望遠鏡が、岡山県浅口市に完成した。将来の望遠鏡のために新しい技術を満載し、大きな割に機動的に動かせられる。宇宙で突発的に起…続き 銀河誕生の謎探れ 130億光年見通す望遠鏡の仕組み [有料会員限定] ケプラー宇宙望遠鏡が引退 太陽系外惑星を多数発見
体に備わる免疫の仕組みを使いがんをたたくがん免疫薬「オプジーボ」などの効き目を予測し、過剰な投薬を避けるための研究が相次いでいる。東北大学などは免疫細胞が分泌する特定の分子ががんの…続き 磨いた「確信」 がん克服に光 本庶氏ノーベル賞授賞式 [有料会員限定] がん免疫薬、投与の「やめどき」研究へ 全国40病院 [有料会員限定]
ディー・エヌ・エーの創業者 南場智子氏 ディー・エヌ・エーは5月25日、同日開催の取締役会において、代表取締役社長兼CEOの南場智子氏が今年6月に任期満了を迎えるにあたり、辞任することを発表した。理由は病気療養中の家族を看病するため。 同氏は同社の創業者で、1999年の設立以来社業の発展に取り組み、2011年3月期には2005年2月の株式上場以来7期連続で増収増益を達成し、1,127億円の売上という経営成績を残している。同氏は引き続き、代表権のない取締役として同社の事業に関わっていく。 代わって代表取締役社長兼CEOの座に就くことが予定されているのは、現在、取締役 ソーシャルメディア事業本部長兼COOの守安功氏。同氏は6月25日に開催される第13回定時株主総会で社長に選任され、株主総会後の取締役会の決議において就任が正式決定する予定だ。
ディー・エヌ・エー(DeNA)は4月28日、2011年3月期第4四半期(2011年1月〜3月)の連結業績を発表した。売上高は319億5500万円(前年同期比68%増)、営業利益は157億3600万円(同60%増)、経常利益は161億1100万円(同63%増)、純利益は92億7500万円(同90%増)だった。 6四半期連続で過去最高の売上高と営業利益を達成した。ソーシャルネットワーキングサービス「Mobage」を含むソーシャルメディア事業が全売上高のうち282億300万円と全体の88%を占めている。 Mobageの会員数は3月末時点で2714万人。「大人のモバゲー」を訴求したプロモーションの効果もあり、30代以上のユーザーが初めて10代、20代を上回った。3月末時点の年齢構成は30代以上が41%、20代が38%、10代が21%。ヤフーと共同で提供しているPC向けSNS「Yahoo! Moba
国内三大SNSサービスの、2010年10-12月期の四半期決算発表が出揃った。 今回記事より、従来のmixi、GREE、モバゲータウンにプラスして、ソーシャルプラットフォームへの積極展開をはじめたサイバーエージェントのAmeba事業を対象として追加し、その業績やサービスの比較を分析してゆきたい。 なお,この分析レポートは,各社が投資家向けに公表している最新の決算報告,および広告代理店・クライアント向けに発行している媒体資料を主要な情報ソースとしている。また、今回から、ネットレイティングス社NetViewおよびビデオリサーチインタラクティブ社Mobile Media Mesurementによる視聴データ調査を導入、さらに関係者のヒアリングもあわせ、多面的な考察を試みた。 当記事においては,それらの客観的な数値に基づき,できる限り公平な視点で、各社の業績やサービスを比較することを心がけている。
ディー・エヌ・エー(DeNA)は2月1日、2011年3月期第3四半期(2010年10月1日〜12月31日)の連結業績を発表した。売上高は294億9400万円(前年同期比153%増)、営業利益は147億4500万円(同182%増)、経常利益は147億8300万円(同180%増)、純利益は81億6200万円(同173%増)だった。 5四半期連続で過去最高の売上高と営業利益を達成した。貢献したのは、今期もソーシャルゲームのアイテム課金などに代表されるソーシャルメディア事業。売上高294億9400万円のうち、254億1100万円をこの事業が占めた。 運営するソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「モバゲータウン」は12月時点の会員数が2448万人だった。テレビコマーシャルや大人をターゲットとしたゲームコンテンツなどを投入したことで30代以上の新規ユーザーが増加し、年齢構成は10代が22%、2
割引クーポン共同購入サービスのグルーポンにも、独禁法違反とも取れる行為があった。本誌の指摘を受けたグルーポンは急遽、規約を変更した。相次ぐ不公正取引の背景にあるのは、インターネット業界に内在する特殊な競争環境だ。 12月8日、会員数2000万人を超える携帯電話の人気ポータル(玄関)サイト「モバゲータウン」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)が、独占禁止法違反の疑いで公正取引委員会の立ち入り検査を受けた。ネット業界を揺るがしたこの事件の記憶が新しい中、本誌の調査で、新たな法令違反とも取れる行為が明らかになった。今度の主役は、最近市場が急拡大している割引クーポン共同購入サービスの国内最大手のグルーポン・ジャパンである。 同社は、飲食店などの割安クーポンをインターネットで販売するサービスを提供する。飲食店のクーポンを扱う契約を結ぶ際に、競合他社との取引を禁止する条項を盛り込んでいたのだ。 本
クルマや鉄道、バスなどあらゆるモビリティーを連携して移動の利便性を高めるサービス「MaaS(マース)」。自動車メーカーは、MaaSに対する備えを避けて通れない。その普及は、自家用車…続き トヨタ、次世代車みすえ組織改革 2300人から要職登用 自動運転 覇を競う 「水と油」が組む時代 [有料会員限定]
携帯電話向けのポータルサイト兼ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「モバゲータウン」を展開する「ディー・エヌ・エー(DeNA、東京都渋谷区)が、取引先のゲームソフト開発業者にライバル社と取引する場合はゲーム市場に参入させないなど不当な拘束をしたとして、公正取引委員会は8日、独占禁止法違反(不公正な取引方法)の疑いで、同社と関係先を立ち入り検査した。 関係者によると、ディー・エヌ・エーは今年夏ごろ、同社と取引がある約100社に対し、自社と同様のサービスを展開する「グリー」(東京都港区)にゲームソフトを提供する場合は自社との取引を打ち切るなどと口頭で話し、グリーとの取引を妨害した疑いがもたれている。実際に取引が打ち切られたソフト開発業者もあった。 ディー・エヌ・エーのポータルサイト兼ソーシャルネットワーキングサービスは18年2月にサービスを開始。モバゲー会員になると、携帯電話で無料でゲ
ディー・エヌ・エーは11月1日、2011年3月期第2四半期(2010年7月1日〜9月30日)の連結業績を発表した。決算発表会では代表取締役社長兼CEOの南場智子氏がDeNAの世界戦略を語った。 南場氏は世界のソーシャルゲームのリーダーとして、DeNA、Facebook、Zyngaの3社を挙げた。売上で比較すると、DeNAが13億ドル、Facebookが10〜20億ドル(DeNA試算)、Zyngaが6〜10億ドル(DeNA試算)だという。売上は同規模だが、推定ARPU(1ユーザーあたりの月額利用料)はDeNAがFacebookの30倍、Zyngaの15倍と収益性では引き離しているとの見方だ。 事業領域を比較すると、DeNAはソーシャルネットワーキングサービス(SNS)とゲームを提供しているが、FacebookはSNSのみを、Zyngaはゲームのみを提供している。ユーザー同士の関係性では、De
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