露モスクワ(Moscow)のクレムリン(Kremlin)そばで喫煙する男性。ロシアではこの日、公共の場を禁煙とする新法が施行された(2013年6月1日撮影)。(c)AFP/ANDREY SMIRNOV 【6月3日 AFP】ロシアでは1日から、公共の場所での喫煙を段階的に禁止する新法が施行された。しかし喫煙者たちは不公平な法律だと訴えるとともに、当局の法執行能力を疑問視し、禁煙とされた場所で堂々とタバコを吸い続けている。 ロシア政府の試算によると同国の日常的な喫煙者は4400万人。政府は国内喫煙者の半減を目標に、新たな公衆衛生法の段階的導入を決めた。 1日に施行されたのは第1段階で、バスや路面電車、エレベーター、鉄道・地下鉄の駅構内、バス停、空港、政府庁舎、教育機関、医療施設などが禁煙となった。2014年6月1日からは、船舶や長距離列車内、駅ホーム、ホテル、カフェやレストランも禁煙となるほか