【ローマ共同】ローマ法王フランシスコは20日、前田万葉大司教(69)を枢機卿に任命すると発表した。日本人が枢機卿に就任するのは2007年に死去した浜尾文郎氏以来、6人目となる。6月29日に枢機卿会議が開かれ、就任する。 枢機卿はローマ・カトリック教会で法王に次ぐ高位聖職者で、教会行政の中央最高機関であるローマ法王庁(バチカン)の要職などを占める法王の最高顧問。法王選挙(コンクラーベ)の投票権を持つ80歳未満の枢機卿は世界で約110人。 カトリック中央協議会(東京都)によると、前田氏は長崎県生まれ。14年に大阪大司教区の大司教に就任した。