お役所には文書課という民間では耳慣れない部署がある。こうした文書課は従来から、中央官庁、地公体ともにおいてその名称で設置されるのが通常であった。もっとも今では、中央官庁の再編等に伴ってそうした名称も使われることが少なくなったが、中央官庁ではなお財務省にこの名称が残っており、日銀では課どころか文書局の名称でこうした組織が現存するわけだ。他方、県・市の地公体の相当部分においてもこの名称の組織が維持されている。 では文書課とは何ものであるのだろか? 財務省ホームページの説明によれば、文書課は、財務省のいわば総務課として、重要な問題や各局間に跨る問題について、方針を定め、意見調整を行い、財務省として最終的な意見を決定するための舵取りを行うところということだ。またより具体的には、国会・各政党との連絡調整、国会関係の情報・資料の処理、国会における質問・答弁の取りまとめなどを行い、そして、各局の政策とし
筒井弥生氏による研究ノート「ミュージアムにおけるアーカイブズ管理という考え方と実態」(2011.3)。ミュージアムにおいてアーカイブズ資料を扱う機関の国外での実例や日本におけるミュージアム・アーカイブズについての認知度について等が論じられている。日本においてアーカイブズは、大まかにいうと資料の収集・保存とデジタル化を指しているという。とはいえどもこの言葉では収まりきらないほどアーキビストは専門性が高い仕事である。そしてさらに機関アーカイブズとしてミュージアム・アーカイブズを位置づけているが、ミュージアム・アーカイブズは他のアーカイブズとは異なる点も多いのかもしれない。博物館資料のまわりには学芸員、司書、アーキビストがいるといいのだろうな。この研究ノートは、それぞれ異なる専門性を持っているから、互いに協力しあっていけばいいという流れを示している。気になったのは、Museum Archives
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