出典:日経 xTECH 2019年 10月 24日 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) W3C(World Wide Web Consortium)やIETF(Internet Engineering Task Force)をはじめとする多くの標準化団体はGitHubなどのコラボレーションツールを駆使して開発スピードをどんどん速めている。このような開発や仕様策定のプロセスで意思決定を迫られる技術者は「会社に持ち帰って検討する」といった回答は許されない。 ウェブアプリケーションを実現したHTML5や自動車の電子化に伴う産業構造変革には、組織の壁を越えたデータ流通・共有が必要となる。組織を越えた流通を実現するのに必要なのが標準化されたデータ仕様であり、オープンソースソフトウエア(OSS)である。それらオープンなプラットフォームは、組織を越えた開発者同士の協働によ