筒井弥生氏による研究ノート「ミュージアムにおけるアーカイブズ管理という考え方と実態」(2011.3)。ミュージアムにおいてアーカイブズ資料を扱う機関の国外での実例や日本におけるミュージアム・アーカイブズについての認知度について等が論じられている。日本においてアーカイブズは、大まかにいうと資料の収集・保存とデジタル化を指しているという。とはいえどもこの言葉では収まりきらないほどアーキビストは専門性が高い仕事である。そしてさらに機関アーカイブズとしてミュージアム・アーカイブズを位置づけているが、ミュージアム・アーカイブズは他のアーカイブズとは異なる点も多いのかもしれない。博物館資料のまわりには学芸員、司書、アーキビストがいるといいのだろうな。この研究ノートは、それぞれ異なる専門性を持っているから、互いに協力しあっていけばいいという流れを示している。気になったのは、Museum Archives