「データセンタのラックなんてどれも似たようなもんだ」と思っていたのですが、色々なラックを見た結果、考えが変わりました。ラックのちょっとした差が、利用者の印象を大きく左右します。データセンタ事業者としてラック貸しをやるのであれば、機会損失を防ぐためにも、色々な用途に対応出来る万能なラックを提供したいものです。 いずれそんな業務に関わることもあるだろうという事で、考慮したいラック設計のポイントをまとめました。 1:光ケーブルはラック上配線にする コストが安いTwinaxケーブルが使える場面を増やすために、光ケーブルは、ファイバーランナーを使ってラック上配線にした方が良いと思います。 ラック単位、またはPOD単位でシステム拡張するユーザにとって、Top of Rack方式は非常に魅力的です。ToR方式で10Gbpsネットワークを構築しようとした場合、ラック内のスイッチとコアスイッチをTwinax