たま駅長から一日駅長の委嘱を受けたドラえもん=紀の川市貴志川町神戸 三毛猫の「たま駅長」がいる和歌山電鉄貴志川線の貴志駅(紀の川市貴志川町神戸)に3日、「ドラえもん」が訪れ、一日駅長を務めた。着ぐるみの「たま駅長代理」と一緒に沿線の神社を巡り、5日公開の新作映画のヒットなどを祈願した。猫の駅長と未来の猫型ロボットの初めての「共演」に乗客らは大喜びだった。 貴志駅では、和歌山電鉄の小嶋光信社長から着ぐるみの「ドラえもん」に委嘱状が手渡された。小嶋社長は「たまもうれしいニャンと言っています」とあいさつ。ドラえもんは「猫型ロボットとして『たま電車』に乗れることはすごくうれしい」とコメントした。 海南市の主婦三好紗耶香さん(29)は「子どももドラえもんが好きで、たまも見られてうれしかったと思う」。長男の陽向(ひなた)君(1)も「にゃんにゃん!」と言って笑みを見せた。(増田啓佑)