インド・ハイデラバード(Hyderabad)の津波早期警戒センターで観測にあたる研究員(2007年10月17日撮影、資料写真)。(c)AFP/NOAH SEELAM 【11月2日 AFP】2004年12月のスマトラ島沖地震に伴って発生し、約22万人が犠牲になった巨大津波の約600年前にも、インド洋で同規模の津波が発生していたことを示す証拠を国際研究チームが発見した。 30日の英科学誌「ネイチャー(Nature)」に掲載された研究結果によると、2つの調査チームがインドネシアとタイの沿岸部の湿地で掘削調査を行い、過去の津波による津波堆積物がないかどうか調べた。 その結果、砂の層が発見され、その堆積層のすぐ下から採取した有機物の放射性炭素年代を測定したところ、インドネシア・スマトラ島(Sumatra)北端の堆積物は1290-1400年頃、タイ・プラトン(Phra Thong)島の堆積物は1300
