阪神大震災、原因は400年前の地震? 京大教授が新説2008年11月23日12時7分印刷ソーシャルブックマーク 地震の連鎖の概念図 阪神大震災を引き起こした兵庫県南部地震は、その400年前に起きた大地震の「滑り残し」で起きた可能性があるという分析結果を、飯尾能久・京都大地震予知研究センター教授がまとめた。茨城県つくば市である日本地震学会で、24日に発表する。 兵庫県南部地震のような内陸型地震の周期は一般的に数千年とされ、短くても千年に一度程度と考えられている。しかし、六甲・淡路島断層帯では1596年に慶長伏見地震が起こったとされ、わずか400年後に兵庫県南部地震が起こり、その理由はよくわかっていなかった。 飯尾教授は九州から近畿の広い範囲の断層帯の動きをコンピューター上で再現し、関連がないか調べた。すると、四国北部にある中央構造線断層帯が動いた場合、六甲・淡路島断層帯が動きやすくなるように