鹿児島県阿久根市議選(定数16)では26日、元市長の竹原信一氏(56)がトップ当選を果たし、市議への返り咲きを決めた。竹原氏は2005年に市議になり、08年に市長に転身したが、重要案件を議会に諮らず、専決処分を繰り返すなどの市政運営が批判を受け、10年12月に市民によるリコール(解職請求)で失職。11年1月の出直し選、14年12月の市長選でも落選していた。 竹原氏は開票前に取材に応じ、「市議は、市がやっていることに対して疑いの目を向けないといけないのに、その役目を果たしていない。議会や社会の現状を市民に知ってもらう活動をする」と語った。当選決定後は取材に応じなかった。