御嶽山の噴火が始まった9月27日。噴火の約4時間半前に、火口付近から白い煙が出ていた様子を当時、山頂にいた横浜市都筑区の野上元男さん(66)がカメラに収め、朝日新聞横浜総局に提供した。 煙が出ていたのは山頂にある神社から南に数百メートル下の場所。野上さんは山岳グループの仲間1人と26日から登山を開始した。その日は山荘に泊まり、翌27日朝に登山を再開、午前7時半ごろ山頂に到着した。南の向こうに白い煙が出ているのを見つけ、撮影した。登山者約20人がいたが、揺れなどもなく、危険は感じなかったという。 野上さんらは間もなく下山。車で帰る途中の午後1時ごろ、初めて御嶽山の噴火を知った。 「写真は記念のつもりで撮ったもの。煙が噴火の予兆だったのか、それとも御嶽山の日常の様子なのかはわからない」と野上さんは話している。(小北清人)
NHKの別の番組の取材班で噴火当時、御嶽山の8合目付近から頂上に向かっていた大黒幹夫ディレクターは「霧がかかっていた山に青空が広がり、急に煙が吹き出してきた。煙に巻き込まれると雷のような音が鳴り始め、周りは真っ暗になった。ヘッドライトを使って、山小屋に避難した。取材班のスタッフの中には死を覚悟した人もいた」と話していました。
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アメリカの地質調査所によりますと、南米チリの沖合およそ100キロで、日本時間の午前9時前、マグニチュード8.2の地震がありました。 太平洋津波警報センターによりますとチリの沿岸では、発生から19分後に2メートル余りの津波を観測したということで、中南米の太平洋側の国々に対して津波への警戒を呼びかけています。 アメリカの地質調査所によりますと、日本時間の2日午前8時46分ころ、現地時間の1日午後6時46分ころ、南米チリのイキケの沖合、およそ100キロを震源とするマグニチュード8.2の地震を観測しました。 震源の深さは20キロとみられています。 ハワイにある太平洋津波警報センターによりますと、震源にもっとも近い、チリ沿岸のイキケでは、地震の発生から19分後に2メートル10センチの津波を観測したということです。 太平洋津波警報センターは、チリとペルー、エクアドルなど、中南米の太平洋側の国々に対して
新型万能細胞「STAP細胞」について、理化学研究所は3月5日、同細胞作成に関する実験ノウハウの詳細をWebサイトで公開した。 小保方晴子研究ユニットリーダーらによるPDFにして10ページにわたる英文で、科学誌「Nature」のサイト「Nature Protocol Exchange」と、理研サイトで公開した。「簡単に作成できる」とされるSTAP細胞だが、各研究機関での再現実験は成功していない。 Nature論文では「文書スペースの都合上、詳細の記載には限界がある」として、改めて「問い合わせが多かった点や間違いやすいポイントを中心に、実用的な実験ノウハウとその解説を行っている」という。今後「さらにより体系的な実験手技解説も準備し、整い次第、学術誌やオンライン媒体などで発表していく」としている。 Nature論文に対し、画像に不自然な点があるといっった指摘が相次いでいることに対し、「真摯に受け
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中国南西部・四川(Sichuan)省成都(Chengdu)市でミルクを飲む子ども(2008年12月9日撮影、資料写真)。(c)AFP/LIU Jin 【2月18日 AFP】多くの女性は「生まれるのが男の子でも女の子でも関係ない」と言うかもしれないが、作り出される母乳には大いに関係あるようだ──。ヒトやサルなどの哺乳類を対象とした複数の研究では、赤ちゃんの性別によって母乳の成分や量が異なることが分かっている。 このなかで共通しているのは、男児が飲む母乳には脂質またはタンパク質が多く含まれ、エネルギー源が豊富なのに対し、女児の母乳は量が多いということだ。 米ハーバード大学(Harvard University)の進化生物学者ケイティー・ハインド(Katie Hinde)氏が米国科学振興協会(American Association for the Advancement of Science、
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未登録の場合は「登録」ボタンをクリックします。 登録したい都道府県を地図から選択します。 確認ボタンをクリックすると登録が完了します。 ※登録した都道府県を変更するには「変更」ボタンをクリックします。 山梨県全域がほぼ孤立状態 大雪の影響で山梨県では周辺の県から県内に入るほとんどの道路が通行できず、山梨県全域がほぼ孤立した状態となっています。 物流などが滞り、県民生活にさまざまな影響が広がっています。 山梨県内では、午後5時現在、あわせて40か所の国道や県道が通行止めになっているほか、県内を走る中央自動車道も通行止めの状態が続いています。 また、渋滞で進めない区間も多く、長野や埼玉など周辺の県から山梨県内に入るほぼすべての道路が事実上、通行できなくなり、山梨県全域がほぼ孤立した状態となっています。 このため、物流が滞って、県民生活にさまざまな影響が広がっています。 このうち富士吉
今月小規模な地震が相次いでいる千葉県の沖合周辺で、地下のプレートの境界がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」と呼ばれる地殻変動が起きていることが国土地理院などの観測で分かりました。過去にはスロースリップに伴って震度4前後の揺れの地震が起きていることから、気象庁は念のため、注意を呼びかけています。 気象庁によりますと、今月に入って千葉県東方沖周辺では小規模な地震が相次ぎ、2日と7日には千葉県で震度3の揺れを観測しました。 国土地理院と防災科学技術研究所の発表によりますと、房総半島に設置しているGPSや傾斜計の観測点で、今月2日ごろから、地盤が通常とは逆の南東に僅かにずれ動く変化が捉えられているということです。 この付近は、陸側のプレートの下に海側からフィリピン海プレートが沈み込んでいて、これらのプレートの境界がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」と呼ばれる地殻変動が起きているということです。
【合田禄、工藤隆治】小笠原諸島に現れ、順調に成長してきた新しい島が、ついに隣の西之島につながったことを25日、朝日新聞社機から確認した。同乗した東京大地震研究所の金子隆之助教(火山学)は「溶岩の部分同士がくっついている。溶岩流は衰えている気配はない」と語った。 上空から見ると、新しい島と西之島は2カ所で手をつなぐように陸続きになり、その間には湖のように海水がたまっていた。高い波はつながった部分を時折乗り越えていたが、周りの海域から閉ざされる形になった海水は火山ガスの影響で赤褐色に染まっていた。 少なくとも3カ所の火口から噴火が続き、赤いマグマのしぶきを飛ばす「ストロンボリ式噴火」もみられた。噴煙は高さ約500メートルまで立ち上っていた。
英紙「デイリーメール」が伝えたところによると、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の重要メンバーであるドイツ・キール大学ライプニッツ研究所は、太平洋および大西洋の水温自然循環の分析により、「地球ミニ氷河期説」を発表したという。 事実、コロラド州の米国家雪氷資料センターの数値によると、2007年より、北極は夏に海面氷結面積がすでに約106万平方キロ増加しており、増加率は 26%にのぼったという。「地球ミニ氷河期説」は、北極が2013年の夏までに、完璧に融けてしまう「地球温暖化説」と1900年から始まった地球温暖化は人類が排出した温室効果ガスが原因であるとのこれまでの認識を覆した。 広告 海外研究:地球はミニ氷河期に突入か? ライプニッツ研究所・研究チームを率いるラティフ氏は、海洋の寒さと暖かさの循環の始まる所、即ち地表下914メートルのところの海水温度の測定を発案し成功したと2008年に
体が水に浮くことで知られる世界的な観光地、死海の水位が急激に低下し、消滅の危機に直面していることから、周辺国のイスラエルやヨルダンなどが200キロ離れた紅海の水を淡水化して引き込む計画を進めることになりました。 死海は塩分濃度が高く、水面に体が浮くことで知られる世界的な観光地です。 しかし、流れ込む川の水量が農業などのために減り、1年に1メートルほどの早さで水位が低下する消滅の危機に直面しています。 イスラエルとヨルダン、それにパレスチナ暫定自治政府は9日、死海から200キロほど南にある紅海の水を淡水化して、死海までパイプラインを引く計画に合意しました。 イスラエル政府によりますとパイプラインの建設には少なくとも3年かかるということですが、死海は海抜よりも400メートル以上、低い場所にあるため、水を流すのは容易だとされています。 ただ、この計画は周辺国の慢性的な水不足を解消することも重要な
小笠原諸島にある火山の島、西之島の付近で20日、およそ40年ぶりに噴火が確認され、気象庁は付近を通る船舶に対し、今後の噴火活動に警戒するよう呼びかけています。 気象庁によりますと、小笠原諸島の父島から西に200キロほどのところにある火山の島、「西之島」の南東500メートル付近で、新たな陸地とそこから黒い噴煙が上がり噴火しているのを、20日、海上保安庁などが確認しました。 西之島は標高25メートルの無人島で、噴火の様子を捉えた写真を分析した結果、新たな陸地は直径およそ200メートルで、陸地の中央付近から黒い噴煙と白い噴煙が高さ600メートルほどまで上がっているのが分かります。 気象庁は、上空に白い煙のかたまりが複数あることから、間隔を空けて爆発を繰り返していると分析しています。 このため気象庁は、20日午後6時20分に「火口周辺警報」を発表し、今後の噴火活動で噴石が飛ぶおそれがあるとして、付
フィリピン中部ボホール(Bohol)島で起きた地震により出現した地割れと岩壁(2013年10月22日撮影)。(c)AFP 【10月25日 AFP】フィリピン中部で先週発生したマグニチュード(M)7.1の地震により、震源近くの農村地帯に長さ5キロ以上に及ぶ岩壁が出現したことが分かった。地質学者が24日、発表した。 岩壁が出現したのは、最も深刻な被害が出た中部ボホール(Bohol)島。ここでは今も政府による復旧作業が進められている。現地の被害状況を調べている専門家らによると、震源の上に隆起した岩の壁は高さ最大3メートル。これまでに5キロにわたって壁をたどり歩いたが、まだ端には到達していないという。(c)AFP
グルジアのドマニシ(Dmanisi)で発見された180万年前の頭蓋骨(撮影日不明)。(c)AFP/GEORGIAN NATIONAL MUSEUM 【10月18日 AFP】グルジアで発見された、驚くほど保存状態の良い180万年前の頭蓋骨は、初期人類が幅広い外見的多様性を持つ単一種であることの新たな証拠を示しているとの研究論文が17日、米科学誌サイエンス(Science)で発表された。 グルジア国立博物館(Georgian National Museum)館長のデービッド・ロードキパニジェ(David Lordkipanidze)氏率いる研究チームが発表した論文によると、グルジアのドマニシ(Dmanisi)にある中世丘上都市の遺跡で発見されたこの頭蓋骨は、類人猿のような突き出た額と張り出した顎を持ち、脳の大きさは現生人類の約3分の1と小さいという。 首都トビリシ(Tbilisi)から約100
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