ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (34)

  • 崖にぶら下がりハチに刺され、ヒマラヤの蜂蜜採り撮影は命がけ

    宙吊りになった写真家レナン・オズターク氏の足。ハチに刺されないようテープを巻いている。その下で縄ばしごを登るのはクルン族最後の蜂蜜採りマウリさん。(PHOTOGRAPH BY RENAN OZTURK) ドローン空撮の最高峰 コンテスト優秀作23点 南極の氷の下、水深70mの海で驚異の光景を見た 写真12点 写真家のレナン・オズターク氏と取材チームは、ヒマラヤオオミツバチ対策を甘く見ていたと認めざるを得なかった。 ネパール東部、クルン族最後の蜂蜜採りマウリ・ダンさんが、幻覚作用があるという蜂蜜の採集をする様子を、オズターク氏のチームは崖下60メートルのところをロープで宙吊り状態になってカメラに収めていた。オズターク氏は米国製のハチ防護スーツなどここでは何の役にも立たないことを思い知った。ヒマラヤオオミツバチは、米国にいるハチの2倍もの大きさで、その針は防護服を軽々と突き抜けて刺してくる。(

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    betty1Q84 2022/03/06
  • 南極の氷の下、水深70mの海で驚異の光景を見た 写真12点 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    この記事では、ナショナル ジオグラフィック誌2017年7月号の特集「南極 氷の下の優美な別世界」に掲載されなかった12点の写真を紹介します。誌面ではさらに珍しい光景13点を掲載しています。 ナショナル ジオグラフィックの写真家ロレン・バレスタ氏は今回、これまでにない撮影に挑戦した。南極の海氷の下へ潜り、かつて誰も到達したことのない水深70メートルの極寒の海で撮影しようというのだ。 2015年10月、南半球に春の兆しが見え始めた頃、バレスタ氏は撮影チームに加わって、南極大陸アデリー海岸にあるフランスのデュモン・デュルビル基地を出発した。撮影期間は36日。厚さ3メートルの氷に穴を開け、そこから海に入ることができた。

    南極の氷の下、水深70mの海で驚異の光景を見た 写真12点 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
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    betty1Q84 2022/03/06
  • 人間の足が続々漂着「セイリッシュ海の謎」、科学で解明

    カナダ西海岸のセイリッシュ海。バンクーバー島と北米大陸に挟まれた内海だ。(PHOTOGRAPHER JOHN ZADA, ALAMY STOCK PHOTO) 2007年8月20日、カナダ、ブリティッシュコロンビア州ジェデディア島の浜辺で、男物のジョギングシューズが片方だけ落ちているのを、12歳の少女が見つけた。の中には下が、そしてその中には、人間の足が入っていた。 それから6日後、近くのガブリオラ島で海辺のハイキングを楽しんでいたカップルが、黒と白のスニーカーを発見した。その中にも、やはり腐敗した足が入っていた。ジェデディア島で発見されたと同じサイズだったが、2つが同一人物のものでないことは明らかだった。発見された足は、どちらも右足だったのだ。 通報を受けた警察は、あぜんとした。「ほぼ同時期に2人の人間の足が発見されるなんて、怪しすぎます。1個見つかるだけでも100万分の1の確率に

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    betty1Q84 2021/04/25
  • ネコに殺された232匹の動物たち、一枚の写真に

    写真家ジャック・ワンダリー氏の作品。2019年、ネコに致命傷を負わされ、米国カリフォルニア州の動物病院「ワイルドケア」に運び込まれた野生の鳥類、げっ歯類、爬虫類などを撮影した。(PHOTOGRAPH BY JAK WONDERLY) 死んだ動物の美しさを写真にとらえられるだろうか? 写真家ジャック・ワンダリー氏にとって、それは新しい挑戦だった。 ワンダリー氏の写真「Caught by Cats(ネコに捕らえられて)」は2020年、写真コンテスト「BigPicture Natural World Photography Competition」の人・自然部門で最優秀賞に輝いた。この写真はある残酷な現実を映し出している。それはつまり、この写真1000万枚分に相当する、何十億という動物たちがネコに命を奪われているという現実だ。 この写真を撮るきっかけとなったのは、米国カリフォルニア州にある非営利

    ネコに殺された232匹の動物たち、一枚の写真に
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    betty1Q84 2020/09/25
  • 元祖スーパースプレッダー「腸チフスのメアリー」が残した教訓

    アイルランド出身の料理人メアリー・マローン。腸チフスが集団発生した際、初めて保菌者と特定された人物だ。メディアはマローンを「腸チフスのメアリー」と呼び、マローンの裁判と強制隔離は世間の注目を集めた。1909年ごろに公開されたこのイラストでは、マローンが頭蓋骨を割ってフライパンに入れている。(CHRONICLE, ALAMY) ジョージ・ソーパーはいわゆる探偵ではなかった。彼は土木技師だったが、公衆衛生の専門家のような存在になっていた。そのため1906年、米国ニューヨーク州ロングアイランドの家主が腸チフスの発生源の追跡に苦労していたとき、ソーパーに声がかかった。その夏、家主はある銀行家の家族と使用人にロングアイランドの家を貸していた。8月後半までに、この家に暮らす11人のうち6人が腸チフスに感染したのだ。 ソーパーは以前、ニューヨーク州の職員として感染症の調査を行っていた。「『エピデミック・

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    betty1Q84 2020/03/23
  • 「生きた化石」カブトガニ なんとクモの仲間だった

    カブトガニ。米ニュージャージー州マネー島で撮影。現生種は4種で、古代からほとんど姿が変わっていない。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK) 「生きた化石」として知られるカブトガニは、実はクモと同じ仲間であることが、新たな研究で示唆された。 2019年2月14日付けで学術誌「Systematic Biology」に発表された論文によると、カブトガニはクモやサソリ、ダニなどと同じクモ綱(クモガタ綱とも)に属するという。この研究では、カブトガニ類とクモ綱の生物について膨大な遺伝子解析を行い、その結果をもとに最も妥当と思われる系統樹を作り上げた。 (参考記事:「米東海岸でカブトガニの個体数調査」) 「系統樹を描くとき、これらのグループを分類するのは常にやっかいな問題でした」と研究リーダーを務めた米ウィスコンシン大学マデ

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    betty1Q84 2019/03/02
  • ヒトはなぜ人間に進化した? 12の仮説とその変遷

    イスラエルの発掘地点で見つかった原始的な握斧。79万年前以前の物で、ホモ・エレクトスが作ったと考えられる。最古の石器は330万年前という古さだ。(Photograph by Kenneth Garrett, National Geographic Creative) 人間とはなんとすぐれた生きものだろう。この言葉には誰もが強く同意するに違いない。他の生物と比べてみれば、人間という存在は明らかに際立っている。 だが、先日、原始的な特徴と現代的な特徴をあわせもつヒト属の新種ホモ・ナレディが発見された。もちろん、ホモ・ナレディは人間(ホモ・サピエンス)ではないけれど、実際のところ、類人猿のみならず動物全体の中でホモ・サピエンスを唯一無二のものとしているのは何なのだろう。そして、私たちの祖先は、その「何か」をいつどのように獲得したのだろうか。(参考記事:「小顔のヒト属新種ホモ・ナレディを発見、南ア

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    betty1Q84 2019/01/13
  • ハワイ固有のカタツムリが絶滅、最後の1匹が死亡

    1月1日、14歳で死んだハワイマイマイのジョージ。Achatinella apexfulva種最後の一匹で、ハワイ固有のカタツムリが直面する窮状を象徴している。(PHOTOGRAPH COURTESY AARON K. YOSHINO, HONOLULU MAGAZINE) 世界で最も孤独なカタツムリが亡くなった。 1月1日、ハワイマイマイのジョージが他界した。知られている限り、ハワイマイマイの一種Achatinella apexfulva最後の1匹で、この種としては高齢の14歳だった。 ジョージは2000年代前半、ハワイ大学マノア校の飼育繁殖施設で誕生。生後間もなく、ほかの家族はみな死に、そこでジョージと名づけられた。名前の由来は、ピンタゾウガメ最後の個体となったロンサム・ジョージだ。(参考記事:「ロンサム・ジョージの死と希少種保護」) 研究者たちはその後10年以上にわたって交尾の相手を

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    betty1Q84 2019/01/11
  • 「旅する蝶」が激減、入り組んだ人為的影響

    オオカバマダラの翅が大きくなっていることが最新の研究でわかった。気候変動によって繁殖地が北上し、長い距離を移動せざるを得なくなったためかもしれない。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NAT GEO IMAGE COLLECTION) オオカバマダラというチョウは、毎年秋に大移動をすることで知られる。夏のすみかである米国北部とカナダから、冬の生息地であるカリフォルニア州とメキシコへ集団で移動するのだ。だが、最長4800キロにも及ぶ壮大な渡りは、過去のものになるかもしれない。 2018年11月にオオカバマダラの西部個体群(北米西部に生息)を調査したところ、カリフォルニア州で冬を越す個体数が、わずか2万456匹にまで急減したことがわかった。昨年と比べて86%も減少している。また全米野生生物連盟によると、今年メキシコで越冬している東部個体群(北米東部に生息)は、昨年に比べて

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    betty1Q84 2018/12/31
  • 根絶計画始動、海鳥を生きたまま食べる外来ネズミ | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    頭皮をかじり取られたハイガシラアホウドリのひな。南極圏に近いマリオン島で撮影。痛々しい姿から、海鳥が直面している侵略的生物の脅威が伝わってくる。200年前、なんらかの理由からアザラシ猟をする人々によって島に持ち込まれたネズミは、やがて海鳥をべるようになった。新たな天敵を警戒する能をもたない鳥たちは、ただじっと座ったままネズミに肉をかじられ、数日後に力尽きる。(PHOTOGRAPH BY THOMAS PESCHAK) ナショジオのカメラマンとして長年、野生生物を撮影してきたトマス・ペシャック氏は、悲惨な場面にも幾度か遭遇してきた。それでも、南アフリカと南極の中間に位置するマリオン島の現状を伝える映像は、それまでに見たことがない類のものだった。そこで氏は、生物多様性の宝石のようなこの島へ行き、巣に忍び込んだネズミに生きたまま皮膚をかじり取られたアホウドリやミズナギドリのひなの痛々しい姿を

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    betty1Q84 2018/12/20
  • (監修:今村文昭)

    前回は、社会集団を観察する疫学では王道とも言える「コホート研究」の事例を見た。 このままどんどん栄養疫学の真髄に触れるようなお話をうかがっていきたいところだが、ここでは少し立ち止まって、別の話をする。 今村さんがエルカ酸の研究を手がける以前の研究について、ちょっと気になる表現があった。1970年代のインドで行われた古い研究を、今村さんは「エビデンスが弱い」と位置づけた。 エビデンスには「強弱」つまり、強い証拠と弱い証拠があるのだろうか。参考になりそうな考え方として、「エビデンスレベル」という概念があり、疫学の入門書を読んだことがある人なら知っているかもしれない。 先に紹介した「コホート研究」は、研究デザインとしてはかなり強いエビデンス足りうる(エビデンスレベルが高い)ものだ。また、さらにそれよりも強いとされる「メタアナリシス」も今村さんは複数手がけている。稿では、次回以降、「メタアナリシ

    (監修:今村文昭)
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    betty1Q84 2018/10/24
  • タコに合成麻薬を投与、驚きの結果とは、研究 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    最新の実験で使われた種と同じ、カリフォルニア・ツースポットタコ(Octopus bimaculoides)。(PHOTOGRAPH BY DAVID LIITTSCHWAGER, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) アンフェタミン類の合成麻薬で、俗に「エクスタシー」と呼ばれるMDMAをタコに投与すると何が起こるのだろうか。米ジョンズ・ホプキンス大学の科学者たちによると、このドラッグに対してタコが見せた反応は、人間とかなり共通していたという。したがって科学者らは、人間とタコの脳は特定の社会的行動に関して同様の仕組みになっていると結論付けている。この研究結果は、9月20日付けの学術誌「カレントバイオロジー」に発表された。(参考記事:「覚醒剤、違法薬物と環境・資源問題」) しかし、気分を変える効果のある薬を、疑うことを知らないタコに与えていいものだろうか? また、系統的に

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    betty1Q84 2018/09/26
  • 【動画】ゾウが死ぬとその巨体はどうなるのか

    ゾウが死んだ後に起こること:死骸がハイエナやハゲワシにべられてなくなるのも自然の営みの一つだ(一部、ショッキングな映像があります)。(解説は英語です) 70年生き、体重は7トンになることもあるアフリカゾウ。ゾウが死ぬと、仲間のゾウたちは集まってきて、数日から数週間、ときには数年間もその死を悼むことがあるという。(参考記事:「ゾウは取り乱した仲間を慰める」) ただし、ゾウにとっての死は、ほかの動物にとっては生存を意味する。ゾウが息絶えると、ハイエナやハゲワシといった腐肉動物たちが、その死骸を数日で骨だけにしてしまう。数百万カロリーを死骸から得る動物の中には、絶滅危惧種となっているものもいる。大きなゾウは死んでも、そこから別の生命に受け継がれていくのが自然の摂理だ。 ナショジオ ワイルドのテレビ番組「サファリライブ」(ワイルドアースメディア制作)の撮影クルーは最近、南アフリカで死んだゾウの

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    betty1Q84 2018/09/14
  • 白人が少数派になる米国で今、何が起きているか

    米国ペンシルベニア州東部の町、ヘイズルトンの自宅前に立つフェリサ・リコ。母と義父との3人暮らしだ。一家は星条旗のほか、南北戦争当時の南部連合旗(左奥)も家の前に時々掲揚する。奴隷制の象徴としてこの旗の掲揚に反対する人もいるが、一家に言わせれば、そうした人たちは米国の歴史を無視しているという。PHOTOGRAPHS BY GILLIAN LAUB 米国の国勢調査局の予測では、2044年までに非ヒスパニック系白人が人口に占める割合は50%を割る。米国の人種間の関係と白人の地位が変わるのはほぼ確実だ。 米国では長年、人種について考えることは白人以外の人々の地位や苦境に目を向けることを意味していた。米国社会は基的に白人社会であり、ほかの人種・民族グループは社会の周辺に押しやられた人々で、人種問題は彼らが直面する問題だと考えられていたのだ。ところがオバマ前大統領からトランプ現大統領の時代にかけての

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    betty1Q84 2018/09/07
  • 燃料いらずの夢の宇宙エンジン、第三者が初の検証

    NASAが開発中のEMドライブのイラスト。(IMAGE BY ISTOCK, GETTY IMAGES) 宇宙旅行は大変だ。重い宇宙船に貨物、そして人間を打ち上げ、それなりの速度で別の惑星まで飛行し、欲を言えばねらった目的地でちゃんと停止したい。それには莫大な量の推進剤が必要になる。残念ながら、現在のロケットではおよそ非現実的だ。(参考記事:「推進剤は火星で製造、最新版「火星の帰り方」」) だが、燃料を使わずに推力を得られるエンジンがあれば、話は別である。 まるで夢のような話に聞こえるけれど、NASAの研究所イーグルワークスは、まさにそのようなエンジンを製作しようと試験を重ねてきた。物理法則に反するとも言われるその装置は、「EMドライブ」と呼ばれ、燃料を使わず、密閉された円錐形の容器の中でマイクロ波を反射させるだけで推力を得るとされる。 いわば、スター・ウォーズの宇宙船ミレニアム・ファルコ

    燃料いらずの夢の宇宙エンジン、第三者が初の検証
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    betty1Q84 2018/05/25
  • 【動画】奇妙すぎる深海イカを発見、新種か

    米海洋大気局(NOAA)の調査船オケアノス・エクスプローラーが無人探査機を使って、珍しいイカの姿を映像に収めた。正体は今のところ謎に包まれている。(解説は英語です) メキシコ湾の深海で、奇妙な姿をしたイカが発見された。新種の可能性がある。 4月17日、米海洋大気局(NOAA)の調査船オケアノス・エクスプローラーの無人探査機が、メキシコ湾西部で動画を撮影した。きわめて珍しいこのイカは、体は深い赤色で腕は短く、オウムガイそっくりの泳ぎ方をする。 「海底に暮らすかわいらしいタコは、たくさんいます」と語るのは、米コネチカット大学のイカ専門家サラ・マカナルティ氏。「でもこのイカは、色はコウモリダコみたいで、体勢がびっくりするほど奇妙。それに泳ぎ方もオウムガイそっくりです」(参考記事:「コウモリダコの穏やかなスローライフ」) 「なんじゃこりゃ、とまず思いました」と言うのは、NOAAの生物学者でイカの専

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    betty1Q84 2018/04/25
  • テッポウエビは「女王」のいる社会、秘密を解明

    テッポウエビははさみの動きが驚くほど速く、海中に鳴り響く大きな音を出す。(PHOTOGRAPH BY KENNETH MACDONALD, SMITHSONAIN) 超高速ではさみをかち合わせ、破裂音と衝撃波で敵を威嚇し、命を奪う。テッポウエビがテッポウエビと呼ばれるゆえんだ。(参考記事:「熱帯の小さな島の生物――テッポウエビ」) しかし、テッポウエビの興味深い特徴はこれだけではない。 サンゴ礁でカイメン(海綿)と共生するテッポウエビは、海洋生物で唯一、「真社会性」を持つことで知られる。真社会性とは、アリやハチといった昆虫のように女王がいて労働階級があるような社会性を指し、哺乳類ではハダカデバネズミに見られる。(参考記事:「ハダカデバネズミ、酸素なしで18分生きられる」) テッポウエビも同じく真社会性を持つことが知られているが、なかでも科学者は、その大きなはさみと社会性の関連について関心を

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    betty1Q84 2018/03/20
  • スペースXの最新ロケット、ここがスゴイ

    アップデート:米国時間の2月6日午後(日時間7日)、米スペースX社はファルコンヘビーの打ち上げに成功した。 NASAのケネディ宇宙センター39A発射台から打ち上げられたサターンVロケットが人類を月に送り出してから、50年以上がたった。そして、この発射台は再び歴史の舞台となる。 順調に行けば、米国時間2月6日午後(日時間7日未明)に米スペースX社のロケット「ファルコンヘビー」が打ち上げられる。今回の打ち上げは、今までにない風変わりな挑戦だ。というのも、ロケットに搭載されるのは米テスラ社の電気自動車、深紅のテスラ・ロードスターだからだ。 このスポーツカーは、打ち上げから6時間ほど飛行したのち、地球と火星の公転軌道を遷移する楕円軌道に向かい、半永久的に太陽を周回し続けることになる。その様子は、車に搭載されている3台のカメラがとらえることになるだろう。(参考記事:「火星移住 人類の挑戦」) 計

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    betty1Q84 2018/02/08
  • 【動画】湖の底で3000年前の要塞を発見、トルコ

    トルコ東部、イランにも近い位置にあるトルコ最大の湖ワン湖(ヴァン湖)は、一見ほかの湖と同じように見える。美しい青色の湖面は多くの観光客を集め、周辺の町を潤している。だが、その湖の底には、何千年も知られることのなかった別の町が隠れていた。(参考記事:「【動画】湖底に沈んだゴーストタウンが出現」) 遺跡が見つかったのは、ダイバーたちのチームとワン百年大学の考古学者らが、湖の潜水調査を行っているときだった。 ダイバーチームを率いたタフシン・ジェイラン氏は、トルコのアナドル通信社に対して、この地域に詳しい考古学者からは、見つかるものはほとんどないだろうと言われていたことを明かしている。 チームはそれでも、水中に古代遺跡が存在するという地元の噂を信じて、調査を行うことにした。ジェイラン氏は地元メディアに対し、遺跡はほぼ1キロメートルにわたって広がっていると話している。3~4メートルほどの要塞の壁を目

    【動画】湖の底で3000年前の要塞を発見、トルコ
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    betty1Q84 2017/11/20
  • 娘の体内で“父親”が受精させる昆虫

    ワタフキカイガラムシの母と子。メスの体の後半部はほとんどが卵嚢で、分泌されたロウ物質で覆われている。 Photograph courtesy Peter Hollinger 害虫の一種ワタフキカイガラムシのメスは、父親の精子から発生した“クローン”を体内で成長させる。いずれオスが不要になる日が来るのかもしれない。 ワタフキカイガラムシは体長5ミリほどに成長する農業害虫だが、最近、新たな現象が確認された。受精卵からメスの個体が発生するとき、余分な精子が“娘”の体内で組織に成長するというのだ。 この寄生的な組織は遺伝的にはメスの父親と同一であり、体内に生息して卵子を受精させる。つまり、メスは雌雄同体となる。メスが産む子にとって、父親は遺伝的には祖父でもある。 研究責任者でイギリス、オックスフォード大学の進化理論学者アンディ・ガードナー氏は、「オスとの交尾がなくなったわけではないが、寄生的なオス

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    betty1Q84 2017/09/14