国立がん研究センターと東工大のグループまとめ ヒトの腸の中で生息する腸内細菌は、大腸の内視鏡検査で便をすべて洗い流しても、その前後で種類や構成比率に変わりはないとする研究結果を、国立がん研究センターと東京工業大のグループがまとめた。検査時は薬剤を使って大腸を空っぽにするため、腸内細菌に影響するとの指摘もあったが、検査の60日後に調べたところ、変化はなかったという。 腸にいる約1000種類の細菌は、糖尿病やアレルギーなどさまざまな病気と関係するとされ、炎症性の腸疾患の患者は健康な人より腸内細菌の種類が少ないとの研究結果もある。近年は、洗浄で腸内をきれいにして体質改善や健康増進を図るという「腸内デトックス」も広まっている。
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