うつ病など増加 政府は15日午前の閣議で、2007年版「障害者白書」を決定した。精神障害を持つ人の数は05年に約303万人となり、02年から約45万人増え、初めて300万人を超えたことがわかった。 疾患別では、そううつ病などの「気分(感情)障害」が増加し、33・3%で最も多かった。高齢化に伴うアルツハイマー病の増加も精神障害の急増の原因になっている。 精神障害を持つ人のうち、在宅(通院)は02年から44万人も増えて約268万人に、施設入所は1万人増えて約35万人になった。白書をまとめた内閣府は、「現代社会のストレスの増加や、心療内科の増加などで医療機関を受診しやすくなったからではないか」と見ている。 一方、知的障害のある人は05年で約55万人。このうち、施設に入所していない在宅(通院)が約42万人と、前回調査(00年)から約9万人増えた。身体障害のある人は01年で約352万人だった。 白書
06年結婚増、一時的現象か 厚生労働省は6日、2006年の合計特殊出生率(一人の女性が生涯に産む子供の数に近い推計値)が前年比0・06ポイント増の1・32になったなどとする人口動態統計(概数)を発表した。 前年より増加するのは6年ぶりだ。厚労省は「景気回復を背景にした婚姻増などが理由で、長期的には低下傾向であることには変わらない」と見ている。 06年の出生数の合計は109万2662人で、前年より3万132人増えた。死亡数は108万4488人と4年連続で100万人を超え、戦後では1947年に次いで多かったが、出生数と死亡数の差である自然増加数は8174人となった。05年は戦後初めて年間の人口が「自然減」となったが、今回は増加した。 厚労省では、景気回復を背景に、正社員数が増えるなど雇用情勢が安定したことで、〈1〉婚姻件数が伸び、出産増につながった〈2〉第2、第3子の出産も増加傾向になった――
利用者が急増しているインターネットの動画投稿サイトに、東京都知事選(8日投開票)の立候補者の政見放送や街頭演説の映像が投稿され、いつでも自由に見られる状態になっている。 候補者の映像などの公開は、公職選挙法で決められた方法に限るのが原則だが、動画投稿サイトでの政見放送“放映”は想定外で、明確な定めはない。都選挙管理委員会は「公選法に抵触する可能性もある」としながらも、映像を前に手をこまぬいているのが実情だ。 動画投稿サイトは、もともと利用者が自分で撮影した映像などを公開するためのものだったが、テレビ番組などの録画映像が勝手に投稿されるケースも目立つ。米国の「YouTube(ユーチューブ)」が有名で、国内でも同様のサイトが運営され、急速に利用者が増えている。これらのサイトでは現在、複数の候補者の街頭演説や、支持者向けに作成された政策ビデオの映像などが視聴可能だ。 中でも、過激な発言が話題を呼
因果関係不明 詳細な調査を インフルエンザ治療薬「タミフル」を服用した日本人の子供で死亡例が相次いでいると米食品医薬品局(FDA)が報告した。タミフルは新型インフルエンザの重要な対応策として日本をはじめ各国が備蓄を進めており、死亡例と服用とを結びつけて、タミフルをいたずらに危険視するような事態は避けたい。(科学部感染症取材班) FDAの報告書によると、2000年以降、日本ではタミフル服用後に子ども12人が死亡していた。内訳は、4人が突然死、4人が心肺停止、意識障害、急性膵炎(すいえん)、肺炎などが1例ずつだ。 今回の報告には伏線があった。今月12日の日本小児感染症学会で、NPO法人「医薬ビジランスセンター」の浜六郎医師が、タミフル服用後の異常行動による2件の死亡例を報告していた。14歳の男子は、自宅マンションの9階から転落死し、17歳の男子は、素足で家を飛び出してトラックにひかれた。 浜医
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