昭和3[1928]年2月と4月に『江戸往来』2巻2号と3号に掲載された、松川碧泉氏の「江戸の七不思議」という記事で紹介されていた「本所七不思議」についての続きです。 今回でラストです。 十一、梅村邸の井戸 内容:詳細不明。[某書の七不思議の目録に記載] 備考:講談の『本所七不思議』に、割下水小宮山邸内に首洗い井戸というものがあり、女の生首が出たとか髪を洗う姿が現れるとかあるので、類似の怪異か。 よお、輪っか、久しぶりだねえ。 某書と言っていますが、おそらく、先に紹介した大正の郷土雑誌に記載されていたものを、この記事の筆者は見たと思われます。講談については未調査です。kihiminhamame.hatenablog.com 梅村邸及び小宮山邸の場所は不明で、実在したかどうかもまだ突き止めれていません。。。 明治大正の資料に記載されていた、「井戸の中の女の首」「黒髪の婦子(をなご)の首が井戸の