TBSの“ニュースの顔”杉尾秀哉氏が、夏の参院選に出馬する。TBSのキャスターというなぜ安定した“地位”を捨ててまで、民主党から立つのか? 注力する政策は? 選挙区の長野でインタビューを行った。 「ニュースの森」のコメンテーターやキャスター、JNNワシントン支局長も務めるなど、TBSの“ニュースの顔”として活躍していた杉尾秀哉氏が、今年7月に予定されている参院選で民主党からの出馬を決めた。自民党の大勝が続く中で「火中の栗を拾う」この選択に、果たして勝算はあるのだろうか。選挙区の長野に行き、杉尾氏に話を聞いた。 民主党から立候補する理由 杉尾氏に会ったのは、参院選の戦いの場となる長野でのことだ。テレビのこちら側で見る限り、杉尾氏は「穏やかな空気感を身にまとうニュースの人」という印象が強い。それだけに、本人に直接会うと、射るような目ヂカラが意外だった。それは同時に、自ら選んだイバラの道に対する