中国探査機、火星に初着陸 3カ国目、「宇宙強国」へ前進 2021年05月15日11時51分 中国の火星探査車の模型=3月4日、北京(AFP時事) 【北京時事】中国の無人火星探査機「天問1号」が15日午前7時18分(日本時間同8時18分)ごろ、火星への着陸に成功した。国営中央テレビが伝えた。中国にとって初の火星着陸で、旧ソ連、米国に続き3カ国目。今後、搭載している探査車「祝融号」を地表に降ろして走行させる予定で、表面探査にも成功すれば米国に次いで2カ国目となる。 中国ロケット、インド洋に落下 米軍も確認、人的被害なしか 中国は、米国の独壇場だった火星探査にも割って入り、「宇宙強国」の目標にまた一歩近づいた形だ。火星では、今年2月に着陸した米国の探査車「パーシビアランス」が活動しており、米中両国の探査車がそろい踏みする見通しだ。 習近平国家主席は15日の祝電で「惑星探査分野で世界の先進グループ