LINEが攻めている。メッセージング・プラットフォームを武器に様々な領域への進出を始めている。そこにはスタートアップと競合するものもあれば、出資や買収により協業を模索しているものもある。 スタートアップにとって、LINEは組むべき相手なのか闘うべき相手なのか?それを見計らっているプレイヤーも少なくないだろう。LINEが裾野を拡げていくであろう分野は「O2O」と「コンテンツ」の2つだ。LINEから各ファミリーアプリ(LINEに付随するアプリを同社はこう呼ぶ)に送客して回遊させ、滞在時間やアプリ群全体でのAPRUを上げるという狙いだろう。 LINEがメッセージング以外で参入している分野で目に付いたものを及び今後参入可能性があると本誌が独自で考えた領域を本稿でまとめて紹介する。かなり長文記事となったが、LINEの事業展開力(特にそのスピード)は国内の大手ネット企業の中でも頭一つ抜けているかもしれ