IntelがDelphiと共同で開発した自動運転車のテストカー。アウディ「SQ5」をベースに独自に改造している。 笠原一輝 世界最大の半導体メーカーのIntelは、5月3日(現地時間)に、米国カリフォルニア州サンノゼで「自動運転ワークショップ」と名付けた記者説明会を開催した。同社がTier1(ティアワン/共同開発を進める上で最優先の情報を共有する限られたメーカーのこと)の自動車部品メーカー・Delphi Automotiveと共同開発した自動運転車を公開し、サンノゼ市の公道でテスト走行する様子を報道陣に披露した。 Intelの自動運転車は見所が満載だ。同社が3月に総額153億ドル(日本円で約1兆7200億円)で買収することを決定したばかりのイスラエルの企業Mobileye(モービルアイ)社が提供するカメラモジュール、さらにはレーダーやライダー(LiDAR/レーザー光を使う周辺環境センサー)