2006年に大阪市で救急搬送を要請された16歳の摂食障害女性の搬送先がなかなか見つからず、搬送の翌日に死亡したという事例が報道されています。 7病院断り、16歳少女死亡=拒食症で治療拒否-大阪 (時事ドットコム) この報道について日頃から医療報道について鋭い考察をされている天漢日乗 に記事が掲載されています。 救急医療崩壊 死亡するほど重症の拒食症の「搬送先がみつからない」のは治療が困難だからではないのか 2年前の搬送受け入れ不能を今更記事するのは何故だ→「治療を拒否する患者」の治療問題がなぜ「受け入れ不能」記事に化けるのか 当該地区の状況はもう一つよくわからないのですが、未成年の摂食障害に対応する医療資源の乏しさが現れている事例であると思います。搬送の所要時間(57分)と翌日の死亡との因果関係については何とも言えないところだと思うのですが、受け入れ先を探すことはさぞかし困難であったのだ