各事業者が販売している子ども向け携帯電話は,子どもの居場所を確認できる「位置情報サービス」に対応している。携帯電話を子どもに持たせることで,通話やメールといった親子間の通信手段として利用できるだけでなく,子どもの非常事態を察知したり安全を確認するための手段にもなる。 また,携帯電話を所有する子どもが増加する中で,携帯電話各社は子ども専用ポータルサイトを設けるほか,出会い系サイトや成人向けサイトといった有害サイトへのアクセスを制限するサービスを投入。子どもが携帯電話を介してトラブルに巻き込まれないような環境を整備している。 今回の【サービス編】では,GPSや基地局情報による位置情報サービスが子どもの防犯対策にどのように活用できるのか,有害サイトの危険性から子どもを守るためにどんな手段があるのか,各社が提供するサービスを見ていく。 GPSなどを活用し位置情報を確認するサービス 最近は小さな子ど