こんにちは、鈴木です。前回(4月30日)に続いて、姉妹紙「クーリエ・アンテルナショナル」の最近の特集を、簡単にご紹介させていただきます。 ご存知のとおり、フランス大統領選挙は、エマニュエル・マクロンの勝利で終わりました。1384号(5月11日発売)は、その新大統領の特集です。 39歳のマクロンに25歳年上の愛妻がいることは、日本でも大きく報じられましたし、第5共和政(1958年)史上、最年少の大統領であることも話題になりました。反欧州・反移民を訴え、トランプ米大統領式に「フランス第一主義」を掲げたマリーヌ・ルペンを、決選投票で大差をつけて勝利したことは、日本でもおおむね安堵感をもって受け止められたようです。 しかし、前回の繰り返しになってしまいますが、無政党の候補者だったマクロンはまず、6月11日と18日に迫った総選挙に勝利し、国会で多数派を構成しなければなりません。 少数派にとどまれば、