ブックマーク / courrier.jp (238)

  • 殺害予告されたワシントン・ポスト記者の「トランプとの死闘361日」 | ピュリツァー賞受賞記事を全訳

    すべては1枚の小切手から始まった 「アーノルドとティム、こちらに来てくれますか。素敵で美しい小切手を差し上げますから」 こう言ったのは、ドナルド・トランプだ。ゴルフトーナメントの勝者に授与されるような特大サイズの小切手を持ち上げた。額面は10万ドル(約1100万円)。小切手の左上隅には、「ドナルド・J・トランプ財団」と書かれていた。 下のほうには、トランプの大統領選のスローガンである「Make America Great Again(アメリカを再び偉大な国にしよう)」の文字があった。 2016年2月のことだった。 これが発端だ。 トランプは、「ファイブサリヴァンブラザー・コンベンションセンター」で開かれた党の集会のため、アイオワ州ウォータールーにいた。この会場は、第2次大戦中に同じ海軍の巡洋艦に配属された地元の5人兄弟にちなんで名付けられている。彼ら5人は、ガダルカナル島でその船が沈没した

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    binnosuke 2017/01/25
  • 「左翼と戦う」トランプ新大統領の31歳のスピーチライター、スティーブン・ミラーとは何者か

    トランプのスピーチライターを務めるスティーブン・ミラー PHOTO: ALBIN LOHR-JONES / BLOOMBERG / GETTY IMAGES スティーブン・ミラーが初めて格的な政治の世界に足を踏み入れたのは、高校生だったころだ。 地元の保守的なラジオ番組にゲストとして出演していた彼は、自分の通うリベラルな高校についての批判を繰り広げた。また、地元の新聞にも、ポリティカル・コレクトネスに苛まれた学校を批判する文章を寄稿している。 スペイン語の使用を許すことは「移民を無能として侮蔑する行為であり、また米国の理念である個人の力による成功を損ねることだ」とミラーは書いた。さらに、学校が未成年にコンドームを配布したこと、同性愛者のためのクラブの存在を許したこと、そして米国への忠誠の誓いを毎日おこなうべきなのに怠っていることを批判したのだ。 「まるで35歳の憲法学者のように思えた。そ

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    binnosuke 2017/01/21
  • #22 サイバー戦とロシア | 佐藤優の新・教養講座 「知」へのショートカット 歴史編

    日常的に展開されるサイバー攻撃 2016年12月29日、米国のオバマ大統領は、ロシアがサイバー攻撃を仕掛けて米大統領選挙に介入したとの理由で、米駐在のロシア外交官35人に72時間以内の国外退去を命じました。 〈サイバー攻撃を巡っては、米大統領選中、民主党全国委員会やクリントン民主党候補陣営がハッキング被害に遭い、大量のメールが内部告発サイト「ウィキリークス」で暴露された。トランプ氏はメール内容を材料に攻め、選挙戦に影響を及ぼしたとされる。 オバマ氏はロシアの関与を指摘、今月の記者会見で、プーチン大統領が関与した可能性に踏み込んだ。29日の声明でも「すべての米国民はロシアの行動を警戒するべきだ」と訴えた。 オバマ政権は同日、サイバー攻撃は、ロシアの軍参謀部情報総局(GRU)や連邦保安局(FSB)など計5機関・団体の仕業と断定。GRUが主導して情報職員や技術を使って攻撃を仕掛け、FSBなどが

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    binnosuke 2017/01/18
  • 全米が泣いた! そのあざやかな生きざまに 『いま、希望を語ろう 末期がんの若き医師が家族と見つけた「生きる意味」 』|今月の「HONZ」推奨翻訳書レビュー1

    全米が泣いた! そのあざやかな生きざまに 『いま、希望を語ろう 末期がんの若き医師が家族と見つけた「生きる意味」 』|今月の「HONZ」推奨翻訳書レビュー1 大病というのは人生の意味を明確にするはずだったが、私にわかったのは自分が死ぬということだけだった。でも、そのことは以前から知っていたのだ。 誰もがうらやむような経歴を持つ若き脳神経外科医が、不治の肺がんとの診断をうけた。 それまでに学んできた哲学と医学を最大限に活かし、自らの人生と病いを深く洞察し、奇跡など決して信じることなく、行く末にある死を冷徹に見つめ、生き抜いた。闘ったという言葉はあてはまらない。恐れず、あきらめず、愛とともに生き、未来への希望を残した。とてつもなく優秀で素晴らしい男の記録である。

    全米が泣いた! そのあざやかな生きざまに 『いま、希望を語ろう 末期がんの若き医師が家族と見つけた「生きる意味」 』|今月の「HONZ」推奨翻訳書レビュー1
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    binnosuke 2017/01/17
  • 独占! ケネディ大使・離日直前の激白「恋ダンス、女性活躍、沖縄問題」すべて語った!

    2017年1月6日、東京の米国大使館で取材を受けるケネディ大使 PHOTO: KO SASAKI / THE NEW YORK TIMES ついに離任の日がやって来た。3年間、多くの日人の心をとらえてやまなかった米国のキャロライン・ケネディ駐日大使が、離日直前に応じたインタビュー。岸田外相や、沖縄の基地反対住民の声も収録した必読の記事だ。 手書きの手紙は、3つの文だけの短いものだった。 それでも、都議会議員の塩村文夏議員は大きく力づけられた。塩村議員は日のワーキング・マザーたちの抱える問題を訴えた結果、男性議員たちから議場でからかいの野次を浴びせられたのだ。 「私たちの活動がいつになったら大きな実を結ぶのかは誰にもわかりません。それは思いもかけない時のことが多いのですよ」とケネディ駐日大使は塩村に書き送った。 2年前の手紙のことを思い出して、塩村は「ほんとうに救われました」と話す。政敵

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    binnosuke 2017/01/17
  • 中国の「元」の下落とビットコインの高騰は表裏一体だ|人民元安、各国メディアはこう報じた

    「2016年という1年は、中国の人民元がゆっくりと下落していく現実に、世界の市場が適応していかなければならない年だった」 このように米紙「ニューヨーク・タイムズ」が指摘するとおり、人民元は対ドルで年間約7%の下落となり、リーマンショック前の水準にまで迫った。 この人民元安の原因は、世界的なドル高傾向などが関連した複合的なものだという。 フランス紙「ル・モンド」は、中国の経済成長が鈍化したことから、当局も輸出を刺激するために人民元の価値が下がることを容認した、と書く。 また同紙は別の記事で、中国の債券市場が発展しすぎてバブル状態に近くなり、不良債権問題も生じつつあると指摘する。国際決済銀行の「中国は3年以内に深刻な危機に見舞われる」という予測を引いて、中国全体の債務がGDPの250%を超えた状態が人民元への信頼も失わせているのだ、と説く。

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    binnosuke 2017/01/17
  • 移民問題に不満はあれど「素敵な我が家」さえあれば… ドイツ国民の「幸福度」が年々上昇している理由

    WIN/ギャラップ・インターナショナルが昨年末に発表した「世界幸福度ランキング」で、世界一幸せな国に選ばれたのは南国「フィジー」だった。調査対象となった66ヵ国中、ドイツは37位と下位に甘んじたが(日25位、米国33位)、ドイツ国内の調査では、「ドイツ人の幸福感は高まっている」との結果が出た。 郵便・物流大手ドイツ・ポストが年に1回おこなっている幸福度調査によると、ドイツ人の幸福度を示す数値は7.11ポイントと、これまでにない高得点を記録した。背景にあるのは、好調な経済状況や失業率の低下、賃金の上昇、購買力の向上だ。 テロの脅威、難民の流入といった現象に直面しているにもかかわらず、ドイツ人は総じて、現在の生活に満足しているのである。 調査の質問項目には「家族」「仕事」「健康状態」などが含まれる。全体としては2010年に調査が始まって以来の高い満足度が示されたが、一方で、国内の地域格差も浮

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    binnosuke 2017/01/16
  • 僕の両親はロシアの敏腕スパイだった! | 実の息子たちが語るその諜報活動の内情と私生活

    2010年、米国に潜伏していたロシアのスパイ10人がFBIに一斉摘発される事件が発生。「隣人がスパイだった」という事実は、米国社会に大きな衝撃を与えた。 逮捕されたスパイを両親に持つある兄弟は、好奇の目にさらされながらも、事件後ひたすら沈黙を守ってきた。だが6年のときを経て、ついに事件の真相について英紙に語った。 ロシアの諜報活動の内情と、それに翻弄された2人の兄弟の心情を赤裸々に描いた傑作ロング・ルポルタージュ。 2010年6月27日は、ティム・フォーリーの20歳の誕生日だった。 息子の誕生日を祝おうと、両親はティムと弟のアレックスを連れて、マサチューセッツ州ケンブリッジの自宅近くにあるインド料理店に出かけた。兄弟は2人ともカナダ生まれだが、この10年は米国で暮らしていた。 父のドナルド・ヒースフィールドはハーバード大学ケネディ政治学大学院を出て、ボストンのコンサルタント会社で管理職に就

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    binnosuke 2017/01/14
  • 「脳」を進化させる技術

    新しい年をきっかけに、自分も新しい人間に生まれ変わりたい。そんなあなたに、多くのヒントが詰まった特集をお届けします。 人間は脳を100%活用できていないというが、ではどうすれば潜在能力を「解放」できるのか? 天才児5000人を45年間追跡調査した研究が教える、子供の脳を賢くする方法とは? 外国語を学べば脳が活性化され、しかも何歳になっても間に合うという根拠は? 職場でも使える「チーム全体で頭をよくする」やり方がある? 私もあなたも、もっと「脳」をうまく使えば新しい自分になれるはず。最新の研究成果をたっぷりお楽しみください。

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    binnosuke 2017/01/10
  • メリル・ストリープ「役者の唯一の仕事は、自分と異なる人の人生を感じさせること」 | ゴールデン・グローブ賞授与式のスピーチを緊急全訳

    2017年1月8日、第74回ゴールデングローブ賞授与式で、映画界に長年貢献した人物に与えられるセシル・B・デミル賞を受賞したメリル・ストリープのスピーチが話題になっている。 ハリウッドの多様性、次期大統領に対する痛烈な批判、ジャーナリストを守るための支援など、政治的な内容ゆえに賞賛と非難の声があがっている。 いち早くクーリエ・ジャポンがその全訳をお送りしよう。 お座りください。ありがとう、親愛なる皆さん。おゆるしください、先週末、叫んだり嘆いたりして声が出ないんです。それから、この1年の途中で、正気も失ってしまったので、書いてきたものを読ませてください。 「ハリウッド外国人映画記者協会」の皆さん、ありがとう。ヒュー・ローリーが先ほど言ったことを続ければ、ここにいる皆さん、私たち全員はいま、米国社会のなかで最も中傷されている層に属しています。だって、ハリウッド、外国人、記者ですよ。 それにし

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    binnosuke 2017/01/10
  • ジム・ロジャーズが断言「私が10歳の日本人なら、ただちにこの国を去るでしょう」 | クーリエ・ジャポン記者も直撃

    新刊『頭で考える前に「やってみた」人が、うまくいく』を上梓したサチン・チョードリーのロング・インタビューにジム・ロジャーズが応じた。 2日連続更新の後編では、日のゆくえについても注目すべき発言が続く。そしてインタビュー後にクーリエ・ジャポンも直撃し、「ウェブメディアに投資してみませんか?」と聞いてみた──。 「破綻が迫っているのは一目瞭然です」 ──移民について、ロジャーズさんはとても前向きですね。たしかに、これまでの米国では、シンガポールのように多民族が共存することで、法制度も文化も、経済も豊かなものとなりました。 しかし、ここ日はいまだに移民制度に対してとても厳しく、外国人の流入に対してオープンではありません。日の移民制度についてはどうお考えですか? 私は日人ではないので、日人に何かをしろと指示できる立場にありません。 もちろん、日は基的に外国人や移民が好きではない、と言

    ジム・ロジャーズが断言「私が10歳の日本人なら、ただちにこの国を去るでしょう」 | クーリエ・ジャポン記者も直撃
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    binnosuke 2017/01/08
  • 暴力と享楽に満ちた日々が、抜けられない「アリ地獄」に変わるとき | 死と隣り合わせで生きる「シカゴギャング」に密着

    シカゴの最強ギャング「コーナー・ボーイズ・エンターテインメント(CBE)」の日常を取材し続ける、社会学者のフォレスト。運転手役をまかされるほど内部に深く入り込む彼に対し、ギャングたちも次第に心を開き、「車内の懺悔室」で音をさらけ出すようになるが──。 前編はこちらから 「ビバリーヒルズのドラ息子」に招かれて どん底から一気にトップに登りつめた「コーナー・ボーイズ・エンターテインメント(CBE)」の新ラッパー、ジュニアの急激な変化が心配で、私は彼の人生の軌道修正に没頭するようになった。 まず私は彼をちゃんと法廷に出頭させ、高校に復学させた。さらに何百時間も一緒に過ごし、彼の悩みに耳を傾けた。彼は、とんでもない罪をいくつか犯していた。何人かの人間を銃で撃ち、そのうち数人に重度の障害を負わせたのだ。そのことを、彼は深く後悔していた。 ある夜、ジュニアのフェイスブックに1通のメッセージが届いた。

    暴力と享楽に満ちた日々が、抜けられない「アリ地獄」に変わるとき | 死と隣り合わせで生きる「シカゴギャング」に密着
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    binnosuke 2017/01/08
  • ロシア人コスプレイヤーがいるカフェ「Ita Cafe」に突撃! | 「アニメが好き」だけではビザの壁は越えられない!?

    東京からモスクワまでは飛行機で約10時間半、極東にあるウラジオストクであれば約2時間半。パスポートに加えてビザの取得が必要なため、ロシアにはなかなか気軽に行けませんが、「Ita Cafe」は地下鉄・早稲田駅から徒歩3分という便利な場所にあります。 表通りに面した部分は全面ガラス張りで、とても入りやすい雰囲気です。小躍りしたい気持ちを押さえて入店すると、人懐っこい笑顔を浮かべたスタッフさんが、日語で席まで案内してくれました。 さて、聞きたいことは山ほどありますが、まずはオーダーということでメニューを確認。「ボルシチ」「ピロシキ」はもちろん、ロシア風の水餃子「ペリメニ」、牛肉とマッシュポテトのミルフィーユ「ザペカンカ」など、知らない料理が並んでいます。 ふむふむ「チェキ」は1500円か、はて、そんな名前のロシア料理あったっけ? 知ったかぶりしようとしましたが、よくメニューを読むと、スタッフさ

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    binnosuke 2017/01/07
  • フランスの人類学者がナンパ師たちを3年間フィールドワークして学んだこと | メラニー・グラリエに独占インタビュー

    ナンパをすることで、男に一目置かれようとする男たち ──ナンパ師たちを対象にフィールドワークをしたことがあるそうですが、それはどのような経験でしたか? このフィールドワークのことを書いたを2017年3月に出版します。書名は『Alpha Male』なので、書かれている内容は、だいたい想像できますよね。ただし、このには、「女性を誘惑することで、男を上げようとする男性たち」という副題がついています。 私がこので示したのは、「ピックアップ・アーティスト(PUA)」と呼ばれるナンパ師たちにとって、ナンパの目的は、単に女性を誘惑することだけではない、ということです。 実は、彼らの目的は、女性を誘惑することを通して、ほかの男性から「すごい男」だと認められることでもあるのです。 ナンパ師の集団を対象にフィールドワークをしてみると、私は紅一点状態でした。3年という長い時間を、彼らと一緒に過ごし、ナンパ

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    binnosuke 2017/01/05
  • 年末年始は洋書を読もう! フィナンシャル・タイムズ紙が選んだ「2016年最高の本」一挙紹介

    英「フィナンシャル・タイムズ」(FT)紙が、2016年度の「ビジネス大賞」と、「2016年のベスト・ブック」を相次いで発表した。そのほとんどは未邦訳だが、ご安心を。いまや「アマゾン・キンドル」でも「楽天コボ」でも、英語版の電子書籍を数秒でダウンロードできる。翻訳版が出る前に、最高の読書を楽しみたい。 グリーンスパンの伝記がベスト1に FTは2005年からゴールドマン・サックス社と、そして2014年からはマッキンゼー社と共催し、「ビジネス・ブック・オブ・ザ・イヤー・アワード」を選出している。その年度で最高のビジネス書に送られる賞で、第1回はトーマス・フリードマンの『The World Is Flat』(邦訳『フラット化する世界』)に贈られた。 今年の受賞作はセバスチャン・マラビー『The Man Who Knew: The Life and Times of Alan Greenspan(

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    binnosuke 2016/12/31
  • Vol.03 台湾に駐在した日本人が帰国をいやがる理由とは?|藤重太「『親日国』で働くということ」

    「日人はかわいそう」 「会社からのプレッシャーや社会からのストレスがすごそう」 「あの満員電車には絶対乗りたくない」 「みんな下を見て、うなだれている」 台湾人に「日人のサラリーマンの印象は?」と聞くと、こんな答えが返ってくる。 もちろん、日人に対して一定のリスペクトはしてくれているようで、「優秀」「時間厳守」「仕事に厳しい」「責任感が強い」「愛社精神、団体精神は台湾人には真似できない」といったコメントも多かった。 しかし最後には、「でも日のサラリーマンにはなりたくない」と音が漏れてくる。 ある日通の台湾人はこう分析する。 「入試から就職や転職、そして起業など、どこかで一度失敗しただけで社会から落ちこぼれの烙印を押されてしまうのは、理不尽でかわいそうだ」 そして、「失敗した人間が社会復帰してリベンジする機会は与えられないのか?」と逆に質問される始末だ。 では、台湾で働いている日

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    binnosuke 2016/12/25
  • Vol.09「ドバイのクリスマス」が意味するもの|高城剛「ストリートの社会学」

    ふと訪れた旅先の路上に潜む「なにか」に心の眼を凝らし、写真撮影から原稿執筆までのすべてを、自身のiPhoneで完結させる好評連載コラム。第9回は、巨大ビルが立ち並ぶ砂漠の街から──。 日でイルミネーションが輝く年末の時期。中東では、クリスマスを祝うことは、なによりもご法度だ。それは、中東では古くからイスラム教を信仰し、十字軍の遠征など、キリスト教と対立してきた歴史的経緯があるからで、サウジアラビアではクリスマスを祝うどころか、バレンタインデーも禁止である。 また、キリスト生誕の地イスラエルも、大半がユダヤ人なので、クリスマスを祝うことはない。そのうえ、ユダヤ暦の新年は9月か10月で、イスラム暦においても1月1日は新年の始まりではないので、中東では12月も1月も特別な月ではないのである。 だが、ドバイは違う。モールには大々的なクリスマスデコレーションとイルミネーションが施され、レストランで

    Vol.09「ドバイのクリスマス」が意味するもの|高城剛「ストリートの社会学」
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    binnosuke 2016/12/25
  • カネ、殺人、麻薬、女─18ヵ月間「最凶ギャング」と暮らしてわかった「闇の向こう側」 | 街中が恐るシカゴの悪名高きギャンググループ

    ラップを聞けば「ギャング」がわかる シカゴで暮らす若者たちに取材をはじめた当初は、街中が恐れるギャンググループの内部に入り込み、18ヵ月間も一緒に過ごすことになるとは思っていなかった。 私は社会的弱者と、彼らを取り巻く貧困や暴力、社会的不寛容をテーマに研究を続けている。 これまでは、全米で最も犯罪発生率の高い街の1つであるロサンゼルスのスキッドロウに通い、そこに暮らすホームレスの生活や、彼らがいかに警察からの不当な暴力と戦っているのかを調査していた。 2012年、シカゴ大学での職を得たが、この街でも同じテーマで研究を続けたかった。そこでまずは、シカゴの若者たちに取材をはじめた。だが、彼らは警察やホームレスには関心がないようだった。私はすぐに、彼らが当に話したいのは、ギャンググループのことなのだと気づいた。 シカゴの若者たちは、なぜか街のギャンググループの詳細な活動を把握していた。ある少年

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    binnosuke 2016/12/24
  • レイプはなぜ続くのか『ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度』|今月の「HONZ」推奨翻訳書レビュー2

    19.3%、実に5人に1人。 これだけの割合の米国人女性が、年齢を問わず、これまでにレイプ被害を受けたことがあると、米国連邦機関・疾病予防管理センターによる2014年9月の報告書で明らかになった。 これほどにも「ありふれた犯罪」である一方、被害者の64%~96%は警察に被害を届け出ず、米国内でもっとも報告率の低い重大犯罪でもある。また、訴追されるのはわずか0.4~5.4%、うち有罪判決がくだされるのは0.2~2.8%。

    レイプはなぜ続くのか『ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度』|今月の「HONZ」推奨翻訳書レビュー2
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    binnosuke 2016/12/23
  • 米国市場に狙いを定め、したたかに甦った世界No.2スポーツブランド 「アディダス」復活までの全内幕

    秋に米ニューヨークで開催されるニューヨーク・ファッション・ウィークは世界的に注目されるが、ここで展開されるショーのなかでも「アレキサンダー ワン」は最も重要なショーのひとつである。 会場となっているマンハッタンの「ピア94」にはファッション界のそうそうたる顔ぶれが集まり、ランウェイの周囲に陣取っている。愛娘のローデスを連れたポップスの女王、マドンナの姿も最前列に見える。 マドンナは、まるでフィットネススタジオからそのまま駆けつけたような格好だ。スケスケのコルセット風のトップスに、黒のジャージを合わせているのだ。 ニューヨーク・ファッション・ウィークに現れたマドンナ。お召しのジャージは2017年春頃に東京でも販売予定 PHOTO: JAMES DEVANEY / GC IMAGES / GETTY IMAGES

    米国市場に狙いを定め、したたかに甦った世界No.2スポーツブランド 「アディダス」復活までの全内幕
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    binnosuke 2016/12/17