C++26から新たに擬似乱数生成器としてPhiloxというアルゴリズムが入ります。 32ビット版はstd::philox4x32、64ビット版はstd::philox4x64です。 Philoxはカウンターベースの乱数生成器というもので、key (seed) とcounterの組み合わせによって乱数を生成します。 既存のメルセンヌ・ツイスターを使ったコードを書き換えるほどではない 既存のstd::mt19937を使ったコードを書き換える必要はとくにないですが、新規にゲームを作る場合には、std::mt19937の代替としてPhiloxは有力な選択肢になります。 外部ライブラリや自前実装としてすでに別な擬似乱数生成器を使っているならそれはそれでいいのですが、Philoxを使う場合には設計が変わるので、今回の記事では主に設計の話をしようと思います。 Philoxの特徴 Philoxのまず基本的

