今クールの連続テレビドラマ『この世界の片隅に』(TBS系)の第1話が15日、放送された。 同ドラマの原作は累計販売部数120万部を誇るベストセラーマンガ(著者:こうの史代、発行元:双葉社)で、2016年にはアニメ映画化され観客動員数200万人を超える大ヒットとなっており、今回、TBSは局の看板ともいえる「日曜劇場」枠で満を持してドラマ化に挑む格好となった。第1話を見た感想について、映画業界関係者は語る。 「映画版にはなかった榮倉奈々が登場する現代パートを冒頭に持ってきたというのは、いい意味で視聴者を裏切るかたちになっており、戦時中という“過去の物語”と“現在”をうまくつなげ、視聴者とドラマの距離をぐっと近づける効果がありました。今後、その“過去と現在”がどのようにつなげられるのかというのも、見どころの一つになってくるかもしれません」 第1話では、主人公の浦野すず(松本穂香)の幼少期から北條