私の知っている限りにおいて、「血液型が性格に与える影響は4分の1ぐらい、もしくは数%~10数%ぐらいだ」と言っている血液型の専門家は存在しません。おそらく、そんなことを言っているのは、「血液型の専門家」ではなく、「血液型と性格の関係を独自に研究している自称専門家」でしょう。少なくともその「専門家」の名前と論文ぐらいなければ、信用すべきではありません。 「血液型で100%性格が決まるなんて誰も言ってません」。そうでしょう。でも、性格に「4分の1ぐらい、もしくは数%~10数%ぐらい」の影響を与えると言っている、自称専門家はいるわけですよね。性格は環境と遺伝の両方に影響されます。また、ヒトの遺伝子は2万個以上あります。そのうちのたった一つのABO式血液型を決める遺伝子が、性格のようなきわめて複雑な形質に「4分の1ぐらい、もしくは数%~10数%ぐらい」もの影響を与えるというのは、途方もない主張です
日本ビジネスプレスに、■若者よ、新型インフルエンザに大いにかかれ*1という記事が載ったのをきっかけに、安保徹批判のエントリーを書き始めたのだが、その際にあまりにもひどい主張を見つけたので、先に言及しておく。安保徹氏は新潟大学大学院教授で、「免疫学の世界的権威」とされているが、臨床的には根拠のない主張を行っている。上野紘郁氏は、日本臨床代替医学会を設立し、「独自処方の代替療法で治療する名医として話題を集めている」そうだ。 ■現代医療はがん患者を助けられるのか?【対談】安保 徹 & 上野 紘郁 安保 ガンの末期になると、痛みが強くなります。WHOが痛みを取り除く方法などと言って、麻薬(モルヒネ)の使用を推奨しています。私は、それにも反対です。 癌の除痛に対するモルヒネの使用は、安全性が高く効果のある治療法として国際的にも推奨されている。末期に限らず、癌性疼痛の際には積極的に使用してよい。疼痛対
藤井裕久財務相は27日、外国特派員協会で記者会見し、たばこ税について「健康を考えると、ニコチンの含有量によって(税率を)重くしたり軽くしたりするような改革はあり得る」と述べ、たばこに含まれるニコチンやタールの量に応じて課税する方式に変更する可能性に言及した。 鳩山由紀夫首相は政府税制調査会(税調)への諮問の中で、同税について「健康負荷を踏まえた課税」を検討するよう指示している。この日の税調会合で検討がスタートしており、今後論議が本格化しそうだ。 峰崎直樹財務副大臣は税調後の会見で、「何らかの形で答申は出さないといけない」と述べ、年末にまとめる2010年度税制改正案にたばこ税改革も盛り込む方針を示した。ただ、「大変悩んでいるテーマ」とも指摘し、調整の難しさをにじませた。 【関連ニュース】 ・ 〔特集〕ドキュメント鳩山内閣 ・ 〔特集〕鳩山内閣の顔ぶれ ・ 「潜在待機児童80万人
忙しいのだけどあまりにアレなのでざっとエントリ上げとく。 私のところのコメント欄で ABO FAN氏が挙げた文献は以下である。記号の意味として氏が書いた部分も含め、まとめて引用しておく(このコメント 以降)。タイポは修正しといた。大量にあるので先に何をするかを言っておくと、★のついた文献(「データの差があったとしている文献」)の内実を見ていこうということである。無論、全部ではない。急に出されて読めるかっつの。それと、印のついていない文献も、リストということで出しておく。○印の文献について触れないのは、「データの差はないとしているが、実際には差が出ている」などというアホなごたくに付き合う義理はないからである。 ★データの差があったとしている文献 →6件 ○データの差はないとしているが、実際には差が出ていると思われる文献 →4件 ×データの差がないとしている文献 →2件 【日本心理学会大会発表
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