医療ガバナンス学会 (2010年8月13日 06:00) | コメント(0) | トラックバック(0) 東京大学医科学研究所附属病院内科 湯地晃一郎 2010年8月12,13日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp 【はじめに】 最近、子宮頸がんがメディアで大きな話題となっています。先の参議院選挙では、子宮頸がん予防ワクチン接種と検診の無料化を公約に掲げた自民党の三原じゅん子さんが当選しました[1]。公明党は予防ワクチン接種と検診への公費助成を盛り込んだ予防法案を与野党共同で提出することを検討しています [2]。さらに、長妻昭厚生労働大臣は子宮頸がんワクチン公費助成を来年度予算概算要求に盛り込むことを表明しました[3]。 子宮頸がんは予防ワクチン接種と定期検診を85%以上の女性に対して行った場合、ほぼ全女性で子宮頸がんの予防と早期発見が可能です[4]