小売り大手のセブン&アイ・ホールディングスは26日、心臓病などとの関連が指摘されるトランス脂肪酸を含んだ食品を、できる限り販売しない方針を明らかにした。全廃を目指す。これまでもトランス脂肪酸を減らした商品を積極的に扱っており、全廃方針を示すことで食品の安全性を一段と重視していく姿勢を訴える。 日本マクドナルドなどもトランス脂肪酸を含む食品の扱いを減らす方向で取り組んでおり、大手企業が積極姿勢を示すことで、小売り、外食業界で同様の動きが加速しそうだ。 セブン&アイは、自社企画の独自ブランド商品でトランス脂肪酸をほとんど含まない商品づくりを加速する。納入メーカーにも、同様の商品を生産するように積極的に働き掛けていくという。 トランス脂肪酸は食品の油成分の一種で、マーガリンやビスケットに含まれているものもあり、悪玉コレステロールを増やし、心臓病や動脈硬化などの危険性を高めるとの指摘がある。米ニュ