科学的に再検証し、賞味期限を見直したCGCのPB商品。手前のパック詰めご飯は8カ月から10カ月に延びた。従来より長期間備蓄できると好評だ(写真:産経新聞) 食品がいつまでおいしく食べられるかの目安を示す賞味期限。期限は食べられないことを示す線引きではないが、期限が過ぎたら食べずに捨ててしまう人は多いのではないだろうか。メーカーの販売戦略などから必要以上に短く設定されている賞味期限もあるといい、味や安全面で問題がないのに捨てられる「食品ロス」の一因ともなっている。世界的に食品ロスの削減が求められる中、メーカーなどから賞味期限を見直す動きが出てきている。(平沢裕子) [失敗の影は…]価値で勝つマクドナルドの教訓 値引きは「やってはいけないこと」 ◆技術進歩に対応 賞味期限は主に食品を加工したメーカーか販売業者が決める。期限は通常、大腸菌など細菌数を調べる「微生物試験」、粘りや比重などを測