「心を読み取るシステム」:脳にある視覚情報の解読に成功 2008年3月10日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (3) Brandon Keim カリフォルニア大学バークレー校の科学者らが開発しているのは、人がさまざまな画像を見ることによって起こる脳パターンを予測するコンピューター・モデルだ。これは、人の心を読み取る第一歩となるかもしれない。 Image: University of California at Berkeley 画像をクリックすると拡大画像が見えます 今見ているものを教えてほしい……いや、言わなくていい。すぐに、コンピューターが脳の活動を分析するだけで、何を見ているか教えてくれるようになるだろう。 『Nature』誌オンライン版で3月5日(米国時間)、カリフォルニア大学バークレー校の神経科学者らがある解読システムを公開した。 研究者チームは、リアルタイ
光ファイバー内部で「模擬ブラックホール」を作成 2008年3月10日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Brandon Keim Image:セント・アンドルーズ大学 イギリスの科学者が、光ファイバーケーブルの内部でブラックホールをシミュレートした。これによって、ブラックホールの外縁である「事象の地平面」[光速で到達できず、そこより先の情報を知ることはできない領域の境界を指す]の向こう側で光がどうなるのかを研究できる可能性が生まれた。 2008年3月7日(米国時間)に『Science』誌で発表されたこの研究を読んで、筆者は、セント・アンドルーズ大学の物理学者であるこの研究の共同執筆者、Ulf Leonhardt氏に電子メールで質問した。 「光ファイバーの内部に『事象の地平面』を人工的に作り出したというならば、巨大な引力がなぜ存在していないのだろうか――あなたがた
X線CTで化石の内部構造を見る:画像ギャラリー 2008年3月 7日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Alexis Madrigal 琥珀の中に閉じこめられた5000万年前のクモを、X線技術を用いて撮影した映像をマンチェスター大学の科学者David Penney氏が発表している。Penney氏はアフリカのジャングルでクモの研究に取り組んでいる研究者だが、X線コンピューター断層撮影(CT)を利用して、今まで誰も見たことのない、化石化した生物の極めて保存状態のよい内部構造を、この上なく詳細な画像に映し出すことに成功した。 X線CTは本来、医療診断のために開発されたもので、今でも胸部の検査に使われているが、古生物学者たちはこのX線技術で、化石の内部を鮮明に映像化できることを発見した。 X線で標本を薄く「スライス」した画像を取りだし、その画像を3次元モデルにレンダリン
動画:さまざまに変形する、群行動の微小ロボット 2008年3月 7日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Sharon Weinberger 変形ロボットに関する『New Scientist』誌の素晴らしい記事によると、「互いに組み合わさることで、事実上どのような形にも変化可能な微小サイズのスウォーム(群れ)・ロボットの開発」が行なわれているという。 カーネギー・メロン大学の研究者チームは、「クレイトロニックな――つまり変形可能な――未来のロボット制御方法をシミュレーションを使用して開発しようとしており、その前段階として、ポケットサイズの単純な機械のグループで実験している」という。 さらに重要なことは、「これらの試作ロボットでは、電磁気の力を使って合体・変形したり、互いにコミュニケートするだけでなく、電力をわかちあうことまでする」ということだ。 以下の動画で、これ
動画:自作の巨大空気砲でハッピー・バースデー 2008年3月10日 カルチャー コメント: トラックバック (0) David Becker 今日紹介するのは、サブマリン・サンドイッチ・チェーン店『Erbert & Gerbert's』の宣伝ビデオだ。巨大な空気砲が登場するが、作り方など、われわれが知りたい肝心のことはほとんど説明されていない。 しかし、このチームが作ったこの空気砲は、見る価値が十分にある。 だから、見て、うらやましがろう。「大砲」というだけでもう胸がいっぱいだ。 Erbert and Gerbert'sの『Candle Cannon』より。 [チームは、200フィート(60メートル)先にあるろうそくを吹き消すことに挑戦した。以下の動画は、上のリンクにあったメイキングビデオ。物理学教授も参加した製作過程などを見ることができる。] [日本語版:ガリレオ-藤原聡美/合原弘子]
インクジェット印刷の安価な有機薄膜太陽電池、年内に商品化へ? 2008年3月 6日 環境 コメント: トラックバック (1) Loretta Hidalgo Whitesides 太陽光発電技術を手がける米Konarka Technologies社は3月4日(米国時間)、インクジェット印刷を利用して非常に低いコストで製造できる有機太陽電池のデモンストレーションを行なったと発表した。 有機太陽電池とは、シリコン製の無機太陽電池に対する言葉で、炭素やプラスチック、油を原材料とする太陽電池のことだ。有機太陽電池は、シリコン電池と違ってクリーンルームでの生産工程が不要で、簡単かつ安価に製造できるため、太陽発電の用途を拡大するものとして期待されている。 環境志向型の画期的な技術を開発したように聞こえるが、CNETの報道によると、この有機電池は非常に軽量で柔軟なので、Konark社は「宣伝のために、店
3月4日、新華社は遼寧省の干ばつ被害について報道。昨冬から今春にかけての降水量は47年来最少。農業生産が打撃を受け、住民57万人の飲料水も不足している。写真は今年1月に同じく少雨で干上がった広西チワン族自治区桂林市の川。 2008年3月4日、新華社は遼寧省の干ばつ被害について報道した。それによると、昨冬から今春にかけての少雨で農業用水と飲料水の不足が深刻化の一途をたどっている。 【その他の写真】 同省対策本部などの発表では、2007年11月から08年2月にかけ、省内の降水量は21.5ミリで、例年に比べ22%減少。とくに年が明けてから2月までの降水量はわずか0.3ミリに留まっており、過去47年間で最低を記録している。 農耕地の被害面積は約1万平方キロメートルに達し、農業用水も枯渇。また、住民57万人と家畜21万頭の飲料水が不足している。 現在はすでに春耕期に入っているが、このまま干ばつ被害が
3月4日の報道によると、「黄砂は中国で発生し、日本や韓国に飛来している」との見方について、中国の専門家が「発生源を中国に特定するのはおかしい」と反論している。写真は07年6月、新彊ウイグル自治区トルファン市を襲った「黄砂」。 2008年3月4日、中国紙「環球報」(電子版)の報道によると、「黄砂は中国で発生し、日本や韓国に飛来している」との見方について、中国の専門家が「発生源を中国だけに特定するのは妥当ではない」と反論している。 【その他の写真】 日本や韓国では、3月2日、今年初の黄砂が観測された。両国をはじめ、観測関係者や研究者の間では、黄砂は中国内陸部のゴビ砂漠や黄土高原で発生し、飛来してきているとの見方が一般的。しかし、「環球報」の取材を受けた、この専門家は「一概にそうとは言い切れない」と反論。「隣国のモンゴルにも大きな砂漠はあるし、そもそも日韓両国自身で砂塵が発生している可能性もある
5日、この日開幕した中国の国会にあたる全国人民代表大会(全人代)で、内モンゴル自治区の委員が「男女比の不均衡を是正するには、『婚姻法』を改正して、いわゆる“姉さん女房”を推奨すべき」と提案した。資料写真。 2008年3月5日、この日開幕した中国の国会にあたる全国人民代表大会(全人代)で、内モンゴル自治区の委員が「男女比の不均衡を是正するには、『婚姻法』を改正して、いわゆる“姉さん女房”を推奨すべき」と提案した。広州の夕刊紙「羊城晩報」が伝えた。 【その他の写真】 中国では人口抑制を目的に70年代から「一人っ子政策」を導入した結果、空前の“男余り”社会に突入。特に90年代生まれは10人に1人が結婚できない計算となり、性犯罪の増加や風俗産業の隆盛なども社会問題化している。その反面、男性の「若い女性好き」が災いして、適齢期を過ぎた女性が結婚できないという皮肉な現象も起きているという。 こうした現
24日、重慶市の川南屏村で、「4本足のアヒル」がすくすく成長していると伝えられた。こうしたアヒルが生まれる原因ははっきりしないが、近親繁殖が進んだ影響であるとか、突然変異で寄生胎が発生したなどと言われている。 2008年2月24日、重慶市の川南屏村で、「4本足のアヒル」がすくすく成長していると伝えられた。 【その他の写真】 何とも珍奇なニュースだが、実は中国ではこの手のニュースはそれほど珍しくない。2006年には6月に重慶市、7月に山東省の棗庄市、07年には4月に江蘇省連雲港市、7月に江蘇省南京市、9月に山東省の青島市でそれぞれ同様のニュースが報道されている。 このようなアヒルが生まれる原因ははっきりしていないが、一説には近親繁殖が進んだ影響であるとか、突然変異で寄生胎が発生したものと言われている。(翻訳・編集/愛玉)
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