およそ50年ぶりの国産旅客機として開発中の小型ジェット機「MRJ」は、実用化に向けた試験が始まることになり、愛知県の施設で機体の強度を確認する試験の現場が公開されました。 「MRJ」は三菱重工業の子会社の三菱航空機が国の支援を受けて愛知県で開発を進めており、3年後の平成29年4月に第1号機が全日空に引き渡される予定です。 実用化に向けては、機体の強度や耐久性を確認する「地上試験」と、実際に空を飛ばす「飛行試験」が実施されることになっており、このうち地上試験が始まるのを前に、3日、愛知県豊山町にある試験場が報道陣に公開されました。 この試験は、MRJの大きさに合わせて組まれた幅32メートル、全長40メートルの鉄のやぐらの中に機体をつり下げ、上や下から主翼や胴体に油圧で重みをかけて強度が十分かを調べるものです。 試験はこの夏に開始され、1年から1年半にわたって実施される予定です。 一方、飛行試