ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)は、その超高解像度のカメラの威力を遺憾なく発揮し、アポロ着陸船の残骸の撮影にも成功していますが、今度は、旧ソ連のルナ探査機の撮影に成功しました。 まず、こちらの写真は、旧ソ連のルナ20号です。ルナ20号は、1972年2月14日に月面へ着陸し、月面から55グラムのサンプルを持ち帰ることに成功しています(無人探査機です)。 この写真の中央、矢印のところにある小さな点が、ルナ20号の残骸です。残骸ではありますがしっかりと写っています。この部分を拡大した写真を下にお見せします。 さて、旧ソ連はその後、ルナ21号で無人月面車「ルノホート」を使った探査を行います。22号は周回探査でしたが、23号、24号では再び着陸探査に戻ります。 ルナ23号は1974年10月28日に月面に着陸します。しかし、この探査機では予定されていたサンプルの採集はできませんでした