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ブックマーク / lets-skeptic.hateblo.jp (13)

  • 信奉者だった僕はどのようにして懐疑論者と呼ばれるようになったか - 僕と懐疑の関係

    dlitさんの「メモ:サイエンスコミュニケーションと科学者/研究者/専門家に何を求めるか問題 - 思索の海」に始まり、ばらこさんの「サイエンスコミュニケーションで素人にできることを考える(改題)(2) - ばらこの日記」、TAKESANの「或るトンデモ支持者の履歴――科学的懐疑主義に目覚めるまで(2011年7月19日追記): Interdisciplinary」、どらねこさんの「サイエンスコミュニケーションで自分なりに考えていること - とらねこ日誌」を受けて、僕の遍歴も公開します。 小学生まで 超常現象関連については、ごくごく普通の子供でした。なんとなく信じていたというだけで、とりたててなんだかんだはありませんでした。このころプログラムを始めたのが論理的思考の形成には役立ったかもしれません。 中学生の頃 木曜スペシャルでやっていた矢追純一氏のUFOスペシャルにはまっていました。UFOの話

    信奉者だった僕はどのようにして懐疑論者と呼ばれるようになったか - 僕と懐疑の関係
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    blackshadow 2011/07/16
    私も小学校の頃は学研の「~のひみつ」シリーズでUFOやら超能力やらに夢を抱いていたっけな。中高の頃にはSF方面から既にセーガン、シャーマー辺りに手を出してたけど。あとトンデモ本の世界も。
  • 医療ネグレクトと思われる例があるということで通報した - 僕と懐疑の関係

    医療ネグレクトの事例 ビタミンKの問題でも話題になったホメオパシー・ジャパン系のロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシーのページで、医療ネグレクトと思われる事例が公開されていた。母親の投稿内容を引用する。 現在、子供が健康相談にかかりお世話になっております。 主訴は腎臓です。2歳で発病し、2年ほど入院し、今は通院しています。10歳になりました。 病院では、免疫抑制剤がだされ、毎日飲まなくてはならず、とても疑問を感じていたところに、ホメオパシーに出会い、やってみたいと強く思い、相談会を申し込みました。3回めの相談を受けたところです。 今は病院の薬は飲ませていません。 (中略) ただ、やはり毒だしのレメディ(抗生剤、全身麻酔、胸腺の毒だし)をとると、すごい好転反応がでてしまいます。わかってはいますが、ちょっと続けられないくらい、顔、特に目がはれてパンパン、足もむくみ、蛋白尿がでて、みているのが

    医療ネグレクトと思われる例があるということで通報した - 僕と懐疑の関係
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    blackshadow 2010/07/15
    本筋ではないが、×「ネグレスト」○「ネグレクト (neglect)」
  • ビタミンK欠乏症問題 - 僕と懐疑の関係

    ビタミンK問題が話題になっているので、私も書かずにはいられなかった。 ビタミンK欠乏症 新生児は、ビタミンK欠乏になりやすい。ビタミンK欠乏状態になると、出血が止まらないような症状になる。脳内出血が起こった場合等は、死亡したり、重大な障害が残ったりする場合もある。通常、新生児にはK2シロップと呼ばれるビタミン剤を投与することで、ビタミンK欠乏を抑制している。 自然信仰と母乳育児の推進 粉ミルクに比べて母乳の方がよいという話は、医療の現場でも言われていることのようだ。国際機関や政府機関は積極的に母乳育児を勧めている。しかし、ビタミンKの問題については、粉ミルクの方が望ましい。人工的だとしてK2シロップを拒否する行動と、自然だとして母乳育児にこだわる行動が重なると、ビタミンK欠乏症の危険性は増す。 ビタミンK問題 「「ビタミンK与えず乳児死亡」母親が助産師提訴」というニュースが 2010年7月

    ビタミンK欠乏症問題 - 僕と懐疑の関係
  • ニセ科学批判の現状への提案をする前に考えて欲しいこと - 僕と懐疑の関係

    メタ論争になりがちないわゆるニセ科学批判批判ではなく、ニセ科学批判への建設的な提案は、きっと迂回生産を意図してのことだと思います。こういった考え方自体は問題なく、むしろ好ましいものだと思いますが、敢えて言いたいことがあります。 今あるニセ科学批判の背景を把握する労力を割けないのならば*1、現状を「変更」するよう提案するのではなく、新しい切り口のニセ科学批判を自らの行動で示して欲しいということです。 「ニセ科学」という表現はとげとげしい 「ニセ科学」という表現については、私も攻撃的な印象を受けています。「ニセ」という表現は、上から目線で紋切り型で有無を言わせない雰囲気をまとっていると思います。たぶん、これだけで反発心を生むのは間違いないとも思います。一見すると不適切な言葉かもしれません。 しかし、「疑似科学」ではなく「ニセ科学」だったからこそ、「ニセ科学批判」は注目されたといっても間違いでは

    ニセ科学批判の現状への提案をする前に考えて欲しいこと - 僕と懐疑の関係
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    blackshadow 2010/01/23
    米欄の余りの中二病テイストにワロタ。疑似科学批判の教科書なら海外でセーガン、シャーマー、ドーキンス、日本でも伊勢田、左巻、菊池、いくらでもあるってのに。一冊も読んだ事無いのかねえ。
  • 非合理批判の諸段階 - 僕と懐疑の関係

    ニセ科学批判などの非合理批判活動は様々な人が行っている。批判のやり方には個性があるが、違いはそれだけにとどまらない。そこには批判レベルというべきものがある*1。 LEVEL 0(普通の人) 信じるも信じないも場当たり的。 LEVEL 1(一歩踏み出す) 非合理的なことは何となく否定している。 根拠を述べずになんとなく批判を行う。 LEVEL 2(否定論者とラベルづけされる) なぜ否定できるかを合理的に説明することができる。 正しいことを言っているのだからそれで良いと考える。 LEVEL 3(懐疑論者と呼ばれ始める) なぜ合理的な説明を受け入れられない人(ビリーバー)がいるのか不思議に感じる。 どんなに合理的な説明を尽くしても理解してもらえないことに悩む。 LEVEL 4(懐疑論者の中でも注目されはじめる) なぜ人間はビリーバーになってしまうのか理解している。 どうすれば理解してもらえるのか

    非合理批判の諸段階 - 僕と懐疑の関係
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    blackshadow 2010/01/21
    Level 6 説得よりも未感染者の予防に力を注ぐようになる。他者に危害を及ぼさない範囲内であれば信じる事を許容する。
  • あるニセ科学批判者の悩み - 僕と懐疑の関係

    個人的経験からニセ科学批判は役立ってると思う 「ニセ科学批判なんてそもそも効果があるの?」なんて話がニセ科学批判批判の話で出てきた*1。 私はニセ科学批判に一定の効果があると考えているし、同意してくれる元ニセ科学信奉者の方だっているんじゃないかと思う。現時点では、ニセ科学の侵の速度を遅くしている程度かもしれないけど、やらないよりはましだと考えている。 私は、ニセ科学等に疑問を抱きはじめた信奉者から個人的な相談メールを受け取るときがある。私の書いたことがきっかけで「今まで信じていたことに疑問を持つようになったが、色々と分からない点があるので教えてほしい。」とメールを送ってくるらしい*2。 こういったことがあると、信奉者の考えていることや疑問に思うことが伝わってきたりと、私にとってもメリットがある場合が多い。そういったわけで、できる限り返信するように心がけている*3。 一部の批判者が信奉者を

    あるニセ科学批判者の悩み - 僕と懐疑の関係
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    blackshadow 2010/01/17
    読んだ記憶がない。どうも見落としていたっぽい。この頃忙しかったっけ?ちなみに怖がられるTOP5には確実に入っている自信がある。ていうか知名度のある批判者で怖がられていない人はいない気が。
  • 助産師会はあんまり大丈夫じゃないかも - 僕と懐疑の関係

    「助産師会、大丈夫か | 医療報道を斬る - 楽天ブログ」という記事を読んだ。「千葉市の助産師会がホメオパシーの専門家を呼んで研修会をした」ということに触れられている。 たぶん、「これはひどい」と思う人も多いだろうし、私もそう思うんだけど、これが氷山の一角に過ぎないのも事実。 例えば、神奈川助産師会のWebページの「神奈川県助産師会 | トップ」というページを見てもらいたい。今までの研修会一覧を見ることができる。 ここからは研修の詳細は分からないけれど、「ハローベビーかながわ」主催のものを見ると、この方面に詳しい人なら危うい雰囲気を存分に感じてもらえるものと思う。 元記事は千葉だし、上でリンクしたのは神奈川ということで、首都圏の話になるけど、地方でも助産師がニセ科学や自然信仰をどんどん導入している話を聞くことができる。 神奈川助産師会の件については、日助産師会に意見を送ったのだけど、今の

    助産師会はあんまり大丈夫じゃないかも - 僕と懐疑の関係
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    blackshadow 2009/02/02
    支援ブクマ『真面目な助産師は内部から警告の声を上げてほしい。』に心から同意。
  • 誤用される「プラセボ効果」 - 僕と懐疑の関係

    プラセボ効果またはプラシーボ効果とは、有効成分を含まない薬(偽薬・プラセボ)を摂ったことによって生じたと考えられる効果のことです*1。比較的狭い定義をするとすれば比較対照実験において統制群プラセボ群に認められた効果といったところでしょうか。 典型的誤用例1:効果がないのに効果があると思い込む 自動車の燃費改善グッズとか、パワー向上グッズの話題でよく出ます。「○○でパワーが上がるなんてありえん。プラセボ効果だろ!」みたいな感じで使われます *2。思い込みとでも呼ぶのが適切でしょう。 プラセボ効果は効果がないものを効果があると思い込むことではありません。効果はあります。効果がないはずのものを使ったのに効果があるという話です。 典型的誤用例2:自己暗示効果の言い換え プラセボ効果が「これを飲めば症状が良くなる」と、効果を信じる自己暗示によって起こる症状改善であるということはよく言われる話ですが、

    誤用される「プラセボ効果」 - 僕と懐疑の関係
  • 科学者だからといって適切に科学的思考を扱えるわけではない*1 - 僕と懐疑の関係

    たぶん、科学者は科学者というぐらいなんだから、科学的思考を扱う能力は必須だろうと考える人が多いと思う。でも、現実はそうでもない*1。 研究にはある程度の決まりきった手順がある*2。それに従うと、科学的思考なんてのをあまり意識しないでまともな結果を出せたりする。 特に物理とか化学なんかは典型的で、自らの仮説をわりと直接的な実験で確認することができる。これが、うまい具合に強力な批判機能を発揮するため*3、科学者個人が科学的思考、又は批判的思考をしていなくても、きちんと科学的な検討を経た結果にたどり着いたりもする。 いや、もっと強く言ってもいいかもしれない。科学者でポパーやクーンなんかを読んで、真面目に「科学とは何か?何が科学的だといえるのか?」なんてことを考えて、科学そのものへの理解を深めようとしているのは物好きだけじゃないだろうか。科学者として仕事をする上で必要なわけでもないし。たぶん、ここ

    科学者だからといって適切に科学的思考を扱えるわけではない*1 - 僕と懐疑の関係
  • ホメオパシーFAQ - 僕と懐疑の関係

    最近なにかと問題だと思っているホメオパシー(同種療法)について、実際にあった支持者との議論からFAQになりそうなものを抜き出して、気ままに更新していこうと思います。間違いなどがありましたらご指摘ください。 懐疑論者には以下のページがお勧めです。参考にさせて頂いてます。 Skeptic's Wikiの「ホメオパシー」の項目 http://sp-file.qee.jp/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=%A5%DB%A5%E1%A5%AA%A5%D1%A5%B7%A1%BC 1. 海外では保険の対象になっているというし、国がホメオパシーの効果を認めているのでは? 確かにホメオパシーはイギリスで保険の対象となっており、ポピュラーな代替療法です。しかし、その保険適用となるイギリスでも、国民医療保健サービス(NHS)の見解はホメオパシーの効果に否定的です*1。 また、ドイツでも保

    ホメオパシーFAQ - 僕と懐疑の関係
  • 科学はその成功ゆえ誤解される運命に - 僕と懐疑の関係

    既にどこかにもっと分かりやすい適切な話がありそうなのですが、「はてな」というエントリの「謙虚さが足りない」に対し脊髄反射的にエントリを上げてしまいます。一応、自然科学を頭に置いてますが、科学と呼ばれるのが適切な分野なら殆ど当てはまるものと思います。脊髄反射的なので、散漫な文章です*1。 科学は万能か? 「まともな科学者で科学を万能だと思っているような人はいない」というFAQとして有名なぐらい明確に答えられます。万能なんかじゃありません。もう、問われる前から「当たり前」だったんです。 論理で、「演繹」とか「帰納」とか出てきましたよね。帰納は論理的にも絶対的な真にはならないという話も知っている人の方が多いかもしれません。100人の人を集めてきて、陸上短距離100m走のルールで100mを10秒代で走る人が居なかったからといって、100mを10秒代で走る人が存在しないわけではありません。101人目

    科学はその成功ゆえ誤解される運命に - 僕と懐疑の関係
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    blackshadow 2008/08/06
    こういう「当たり前の話」が世の中の常識にはなっていないのが科学を語る上で難しい部分
  • 池内了『疑似科学入門』が懐疑論者ホイホイな件について - 僕と懐疑の関係

    懐疑論者なら、何かを言わずにはいられなくなるのではないだろうか? このは疑似科学への入門書ではなく、疑似科学のことを知らない人へ免疫をつける事を狙った。帯は「ニセ科学のわなに落ちないために」であって、書名よりむしろこっちの方が意図を的確に表している。池内了氏の問題意識と情熱は伝わったが、いかんせん論じている分野についての知識が情熱についてきていない。 はじめにで「疑似科学」を再定義しているが、それが既に一般の疑似科学という用語から乖離している。「再定義したんだから問題ないよね」という立場に立っていると言われても仕方が無い。「疑似科学」は一般的な用語なのだから、それに従って欲しかった。いらない混乱を持ち込んだところで誰が得をするのだろうか。 池内氏の再定義によって「科学で確かめられたもの以外は全て疑似科学」みたいな、とても嫌な雰囲気を作らないかと懸念してしまった。 確かに池内氏が言う第一

    池内了『疑似科学入門』が懐疑論者ホイホイな件について - 僕と懐疑の関係
  • あなたが懐疑主義だと思っているものは懐疑主義ではない - 僕と懐疑の関係

    「知識は正しい方がよい」という話をもうちょっと掘り下げようと思ったら、なぜか懐疑論になってしまったので、先にこっちを投下します。 懐疑主義とは疑うことではない まかり間違って私の文章を読んでいるような人から見ると、世間には「あまりに簡単に信じすぎだ」と思うことが多いかと思います。そういった問題意識があるからこそ、「疑え」という強い主張が出てきます。 そんなわけで、「疑え」というキャッチフレーズは良く使われます。懐疑主義の猛者というより「ニセ科学批判者」という肩書きで有名になってしまった菊池誠さん*1のASCIIの記事も「ASCII.jp:信じるな疑え! 「ニセ科学」批判の菊池教授に聞く (1/3)」でしたし、香山リカさんとの対談も『信じぬ者は救われる』です。 結果として「疑う事が重要だ」「懐疑主義者は、常識も、そうでないものも疑ってかかる」という印象が強くなり、「疑え」は懐疑という考え方

    あなたが懐疑主義だと思っているものは懐疑主義ではない - 僕と懐疑の関係
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