ブックマーク / inflorescencia.hatenadiary.org (3)

  • copyrightが「版権」から「著作権」に変わったとき - 半可思惟

    今回は日における著作権法史のお話です。 copyrightに「版権」という訳をあてたのは、福沢諭吉です。 でもそれ以前にも似た概念はありました。江戸時代は「潤筆」と呼ばれてたようです。潤筆…とっても風雅な語感ですね。滝沢曲馬琴がもらったという記録が残っています。でも、それはベストセラー作家に対する任意の原稿料で、たいていは、まあ遊郭で出版業者から一日もてなされてどんちゃん騒ぎするくらいのものだったようです。 ちなみにこの頃の法制度は、出版業者の組合規定や奉行所の命令により、無断複製出版が禁じられていましたが、きっちりとした法律にはなっていませんでした。成立過程はイギリスと同様、出版社保護に力点が置かれていたということが興味深いですね。 さて明治に入り、出版条例が制定されます(明治2年)。これは図書の出版専売の免許制度でした。主として出版に関する取締法規というべきもので、これが明治8年に改

    copyrightが「版権」から「著作権」に変わったとき - 半可思惟
  • プチ白田先生祭のまとめ - 半可思惟

    anondに掲載された「平成十九年六月十五日白田秀彰演説記録」がすごい勢いでブクマされています。先日のエントリでフォーラムのメモを公開したものの、白田先生の熱さが伝わらないかもなと思っていたので喜ばしい限りです。 さて、CNETの記事「YouTubeやコミケはコンテンツ業界の発展に有効か--著作権のあり方をめぐる議論」では白田先生が イベント内で中心話題のひとつとなったYouTubeについては「他人の著作物をそのままアップロードしているだけで、何らクリエイティブ活動とは認められない」とバッサリ。「来は(パッケージ商品の購入など)お金を出して楽しむべきコンテンツを無料で視聴するなどという下品なことはやめるべき。単なるコピーだけでは何の発展性もない」と日でのYouTube需要そのものを切り捨てた。 http://japan.cnet.com/news/media/story/0,20000

    プチ白田先生祭のまとめ - 半可思惟
  • 半可思惟 - 第3回thinkCの私的メモ

    著作権保護期間延長問題を考えるフォーラム公開トークイベント vol.3「コミケ、2ちゃんねる、はてなセリフと作家と著作権」を聞きに行ってきました。 「コミケ、2ちゃんねる、はてなセリフと作家と著作権」 2007年6月15日(金) 午後6:30 - 8:30 慶應義塾大学三田キャンパス東館6F Global Studio 伊藤剛氏(マンガ評論家) 神田敏晶氏(ビデオジャーナリスト) 久保雅一氏(小学館キャラクター事業センター長) 白田秀彰氏(法政大学社会学部准教授/発起人) コーディネーター:鈴木謙介氏(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員/発起人) http://thinkcopyright.org/resume.html atsushienoさんが既に書いていらっしゃいますが、私のメモも忘備録として公開します。このメモはフォーラム中に個人的に書き留めたものですので出演者

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