ブックマーク / ukmedia.exblog.jp (7)

  • ロンドンの暴動 -1980年代に起きたこと | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    6日頃から始まったロンドン各地の暴動について、一体、どんな人が「暴徒」になっているのかを考える前に、過去に起きたことを見てみようと思った。というのも、テレビに出てくるコメンテーターなどが「80年代の時と比較してー」とよく言っているのだ。 「80年代の話とは全然関係ない」「今、暴徒になっている人はその後生まれた人たちだから、記憶にないんだよ」という人も多い。それでも、「何でないか」を知ることも必要と思う。 以下、主にウィキペディアの英語版から情報を取った。(もっと知りたい方はBrixton riot, Broadware Farm riotなどのキーワード、そのリンク先などを探ってみてください。) ―有色人種の住民対警察 その前に一般的な話だが、有色人種の英国国民の一部、具体的にはアフリカ系、カリブ系と識別される、肌の色が褐色・黒色の男性たちの一定年齢の人たち(10代から40-50代ぐらい)

    ロンドンの暴動 -1980年代に起きたこと | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
    blackspring
    blackspring 2011/08/10
     「トッテナム地域の多くの人がまだ貧困、失業、過度に混雑した住居の中にいる」「変わっていない部分は怒り」「警察に対する不信感と疑念は特有のものだ」
  • ケイト・ウィンスレット・・・英語の発音と階級制度 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    近くの図書館(都内)に行き、ある新聞に面白い記事があった。小さい囲み記事をコピーしようとしたら、申請(届け出?)書を書き込むように言われた。どの出版物の何ページから何ページをコピーするのかと名前を書きこむ。コピーをした後、随分厳しいように感じたけれども、図書館に数々の雑誌や新聞があり、やはりこれが売り上げを圧迫している、ということなのだろうか。著作権の問題もあるのだろう。知的所有権が守られていて良いのか、あるいは自由度が少ない(情報の流布を妨げる?)ということなのか、どちらか判別がつきにくかった。 **** アカデミー賞受賞の女優ケイト・ウィンスレットが、英語の発音と階級制度の深い結びつきを示唆する発言を、ある雑誌のインタビューで行った。熱い議論を巻き起こした発音と階級制度に注目した記事を、「英国ニュースダイジェスト」の5月14日号に書いた。以下はそれに若干足したものである。 7年ほど英国

    ケイト・ウィンスレット・・・英語の発音と階級制度 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • ローマ法王の「何故?」 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    ローマ法王発言事件(!)で、謝罪も出たことでもあり、この件に関して書くのを止そうと(いったんは)思ったのだが、トラックバックをしてくださった方のブログに行くと、ものすごく熱心に、丁寧に考えている方がいらっしゃることが分かり、私も、今日読んだ新聞で分かったことを、自分の胸に秘めることなく、少し足してみたい。 まず、もう既に他の方がやっていらっしゃることを望むが、やはり、欧州の中でイスラム教とキリスト教が覇権争いを長い間してきた、という点を、1つ考えなければならない。現在でも、その覇権争いが続いている、という見方も一般的になっている。 サンデータイムズ17日付の記事Pope vs Prophet(教皇と預言者)によると、「19世紀まで、法王は宗教の自由と世俗主義(政治と宗教の分離)に反対する立場を取ってきた。19世紀後半のピウス法王は他の宗教に対する尊敬の念を持つのは『狂気だ』と述べている」

    ローマ法王の「何故?」 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • ローマ法王発言の波紋 TODAY放送分から | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    前回、言葉が足りないように感じたので、BBCラジオのTODAYの中の会話の大枠を再現してみたい。(9月16日放送分。来週の月曜日の朝6時前までは、おそらく16日付分が聞けると思う。放送開始後1:35分頃より。http://www.bbc.co.uk/radio4/progs/listenagain.shtml) オックスフォード大学の教授タリク・ラマダン氏とウエールズ・カーディフ大司教ピーター・スミス氏がゲストだった。 ―スピーチに怒りを感じているか? ラマダン氏:怒りを感じない。全体の文脈の中で考えるべきだ。最善の言葉ではない、と思った。14世紀の言葉を引用している。こんなことをする正しいときではないし、正しいやり方ではない。私たちは落ち着いて、合理的にこの問題を考えるべきだ。法王はジハードなどの問題を問いかけている。もっと重要なことにはイスラム教の合理性と欧州の伝統に関して話している。

    ローマ法王発言の波紋 TODAY放送分から | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • 思考の壁? ローマ法王のスピーチ | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    預言者ムハンマドはどうやってイスラム教を広めたか ローマ法王が12日、ドイツで行ったスピーチの内容に、世界各地のイスラム教国家で反発がおき、インドではローマ法王に似せた人形を人々が焼く、という行為があった。 そのスピーチの内容の抜粋の英訳がBBCのウエブサイトに載っていたが、そのまま訳すのが難しい。言葉をじっくり聞いて、考える・・・という性格のものなのだろう。また、キリスト教に造詣の深い方は、深く読めるだろうと思う。 テレビ画面で見た限りは言語はドイツ語のようだったが。(法王はドイツ人。) http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/europe/5348456.stm 全訳もPDFであった。 http://news.bbc.co.uk/1/shared/bsp/hi/pdfs/15_09_06_pope.pdf オリジナルのドイツ語でどうだったか、キリスト教の教義と

    思考の壁? ローマ法王のスピーチ | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • 写真の修正はどこまで可能か? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    ロイター通信社に写真を出していたアドナン・ハッジAdnan Hajj氏がベイルート市内での爆撃の様子を写真に撮り(右がオリジナル)、左のように、建物から出る煙をやや強調したのである。 ガーディアンの記事によると、「画像から埃をとるために」ハッジ氏が作業を進めたのだという。 私は、二つ並べたものを見たとき、明らかに違いが分かるので、これはひどい、何と言うことをしたのだろう、と思ったのだが、考えてみると、一体、報道写真の場合、どこまで修正が許されるだろうか? デジタル作業が進展し、特別な技術を必要としなくても、簡単に撮った写真にかなりの手を加えることができるようになった。 実際、自分が撮った写真を新聞用に使う場合、暗く撮れた写真や、ややぼやけた写真などは、フィルムに後ろから光を与える方法でやや明るくしたり、あるいは鮮明さを増すために、よりシャープにする、という作業はよくしていた。シロをクロにす

    写真の修正はどこまで可能か? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • 英国流人質バッシングの行方は? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    (3月、解放されたケンバーさんと奥さん BBCオンラインより) 何年か前に、日人のボランティアたちがイラクに行き、人質となった後に解放され、日に戻ってから大きなバッシングにあった、という事件があった。 英国でも、やや似た事件が起きていた。 バグダッドで昨年11月、キリスト教系平和団体活動家のカナダ人2人と英国人1人が武装勢力に拉致されていたが、3月末、解放された。駐留英軍らが救出した。この中で、米国人男性1人は先に殺害されていた。 過去に、仕事でイラクに出かけたケン・ビグリーという英国人男性や人権活動家の英人女性が人質なって殺害されるという事態が生じており、今回は、何としても英国人ノーマン・ケンバー氏(74歳、ロンドン在)を救わなければならない、という思いが英政府や国民の中で盛り上がった。イスラム教徒の国家議員らが交渉にイラクまででかけたり、著名ムスリムたち、家族らがテレビ画面を通じて

    英国流人質バッシングの行方は? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
    blackspring
    blackspring 2006/06/27
     「一般的に、現在の英国では、かつては自分勝手と言われるような価値観でも、本音を出すことが、『いい』、とされるようだ。マナーを守るなんて、『古い』のだ」
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