不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 いまの社会は何か具体的に実現したい未来像というものをもっているのだろうか。 もし具体的なヴィジョンがないというのなら、日々新しい製品を企画し生み出しているのは何のためだろう。 無名の職人の仕事に光をあて、「用の美」をいったのは柳宗悦さんだったが、いま作られる製品の「用」とは何だろう。むろん、機能をもつのだから、用途はあるだろう。だが、その用途は本当に必要な用なのだろうかはあやしい。 効率的に生きるには?それに加えて訝しいのは、何故、ヴィジョンを持たずに生産し続けることに疑念を抱く人がこれほどまでにすくないのであろうか、ということだ。 人が効率的に生きていくためには、システムが必要である。 システムといっても、それは情報システムに限らない。食べやすいよう、調理を前提とした食事