岸田文雄首相は、国民多数が反対する安倍晋三元首相の「国葬」を、27日にあくまでも強行しようとしています。しかし、この間の岸田政権の対応や発言を通して、「国葬」の強行が憲法違反であることが、いよいよ明瞭になっています。日本共産党の志位和夫委員長が声明「憲法違反の『国葬』を中止せよ」(1日)で指摘した二つの憲法違反について、改めて見てみます。(中祖寅一) 14条「法の下の平等」違反 特別扱い 根拠示せず 憲法違反の第1は、憲法14条が規定する「法の下の平等」に反することです。 14条は「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」と定めています。 個人の人格価値はそれぞれ至高のもので、人は自由を侵害されないと同時に不当な差別を受けないことが、個人の尊厳にとって決定的に重要であることを定めた規定です。 ここで
![「国葬」は憲法違反 くっきり](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c77afd6d3cfa3a200d20fabdf14e5d8b53cca5ba/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.jcp.or.jp%2Fakahata%2Faik22%2F2022-09-16%2F2022091603_01_0.jpg)