東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、県内の小中学校などの校庭で放射線量を測定している福島県は6日、調査済みの結果を発表した。 5日に測定した31市町村計537か所の速報値をまとめた。 それによると、測定値が高かったのは浪江町と飯舘村。地面から高さ1メートルの地点では、浪江町で毎時23・0マイクロ・シーベルト、飯舘村で同14・0マイクロ・シーベルトが最高値だった。一般の人が自然界以外で浴びてもよいとされる年間許容量は1000マイクロ・シーベルト。 測定は7日まで、県内55市町村1652か所で実施。県は、結果を基に子供たちの屋外活動の可否を判断する方針だが、現状では基準がないため、国に基準を示すよう求めている。