北朝鮮が弾道ミサイル発射を繰り返す中、そんな訓練が日本で初めて行われた。会場は「なまはげ」で知られる秋田県男鹿市にある、日本海に面した小さな漁村。どのような訓練が行われ、そこから見えたものは――。 17日朝、会場となる北浦公民館周辺で年配の住民らが掃除をしている。日常の光景だ。訓練は午前9時半、日本海の向こうでミサイルが発射され、この漁村の方へ飛んでくる、という想定で始まった。 日本全土をほぼ射程に入れる北朝鮮の中距離弾道ミサイル・ノドンの場合、発射から着弾まで7~10分と日本政府はみている。発射したことを把握し、弾道を予測し、着弾先の住民になるべく早く伝えることが、避難には不可欠だ。 今回の訓練では、住民が発射を3分後に知る。ゆったりとした暗い音程のサイレンに続き、「先ほどミサイルが発射された模様です」。首相官邸の情報が消防庁経由で自治体に伝わり、防災無線で流れる「Jアラート」という仕組
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