SPCCI(火花点火制御圧縮着火)の実用化に成功し、ガソリンとディーゼルの長所を併せ持つ革命的なエンジンとして登場したスカイアクティブ-X。とりわけクリーンな排気ガスや低燃費といった環境性能がクローズアップされているが、実際に試乗してみて感じたのは、快活な走りと心地好いサウンドといった官能性にも注力されているということだ。とりわけ驚かされたのは6速MT(マニュアル トランスミッション)の高い完成度である。そこには、ちょっと呆れてしまうほどの仕掛けが隠されていたのだ。 REPORT&PHOTO●小泉建治(KOIZUMI Kenji) すべての写真を 見る ヒール&トーが難なく決まる ガソリンとディーゼルのイイトコ取りの革命的なエンジンとして、ついにスカイアクティブ-Xがマツダ3に搭載されて姿を現した。 まずはどこが革命的なのか、あらためて簡単に整理しておこう。 スカイアクティブ-Xとは、SP