ブックマーク / hokusyu.hatenablog.com (7)

  • 平和に生きる権利 - 過ぎ去ろうとしない過去

    「4.10高円寺 原発やめろデモ」に行ってきた。 15000人ものデモに参加するのは初めてで、とにかくその熱気の凄さに圧倒された。 この動画の冒頭で流れている曲は、その他の多くの動画においても象徴的な取り上げ方をされており、ある意味で4.10デモを代表する曲となっている。 この曲は、デモの前段集会で演奏され、またデモの途中やゴール地点でも繰り返し演奏されていたと思う。 曲のタイトルは、チリのフォルクローレ・シンガーであるビクトル・ハラの代表曲のひとつ「平和に生きる権利 (El derecho de vivir en paz)」。このデモに参加した人たちの多くにとってみればかなりメジャーな曲であると思うが、日において一般的に知られているかどうかは疑わしい。 で、ぼくが紹介するのもおこがましいのだが、この曲の背景を共有することは、このデモが何であったのかを共有するために必要なことだと思う。ま

    平和に生きる権利 - 過ぎ去ろうとしない過去
  • 東京都表現規制問題をめぐる一連の出来事についての共同声明(転載可) - 過ぎ去ろうとしない過去

    参考 ●「東京都青少年健全育成条例改正案に反対する緊急ネットワーク」と昼間氏らへんの対立(Togetter - amamako氏のまとめ) ●mukofungoj c^iuloke ●よねざわいずみ (yonezawaizumi) on Twitter 12月15日、「東京都青少年健全育成条例改正案」が東京都議会で可決され、マンガ・アニメへの表現規制がいっそう厳しくなることになりました。これについて、わたしたちにはいくつかの言うべきことがあります。 1. 制定の過程で石原都知事は、同性愛者について「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティーで気の毒ですよ」という発言を行いました。石原都知事の差別的発言は今に始まったことではありません。しかし、この発言がセクシャルマイノリティへの重大なヘイトスピーチであることに変わりは無く、わたしたちは市民のひとりひとりとして、

    東京都表現規制問題をめぐる一連の出来事についての共同声明(転載可) - 過ぎ去ろうとしない過去
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    blueroof 2010/12/24
  • 「野蛮」に対する敵対 - 過ぎ去ろうとしない過去

    冷静に「合法的に」論理的に事を進めようとする「文明国」日と、感情的で「不法で」非論理的な「野蛮な」敵対者という構図が大好きな人がいます。 たとえば竹島教科書記載問題をみてください。彼らの韓国の抗議者にたいする視線は、まさに「文明国の」植民地主義者が「野蛮な」現地人を見る視線です。つまり、上から目線の侮蔑です。あるいは捕鯨問題でもいいでしょう。感情的な反捕鯨国とデータに基づいている論理的な日という図式でこの対立を見ようとする人はエントリのブクマなどを見ればそこかしこにいますね。あるいは死刑問題です。死刑存置のほうがどちらかといえば「野蛮」とみなされるようなこの事例でさえ、彼らはキリスト教という宗教的理由で廃止した「狂信」国と「無宗教の」合理的精神に満ち溢れた日という対立に転化させてしまうのです。当は自身の溜飲を下げたいがためだけだとしてもです。 このような二分法は今にはじまったことで

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    blueroof 2010/03/11
  • 「発展」と「アフリカ」 - 過ぎ去ろうとしない過去

    アフリカが発展しない理由 http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100207 アフリカ(これ自体、あまりにも大雑把なくくりだ)についてはあまりくわしくないのだが、このエントリがダメダメであるのは3秒で分かる。こんなエントリにスターが100個もついて、ブクマも800を越すという情況はあまりにもひどい。 一番問題なのが、「発展」ということばを用いながら、あまりにも無批判に、欧米的な「近代性」原理を自明のものとして扱っていることである。そもそも、「近代」とはさまざまな形象をもった、複雑な概念である。人権概念、集権的な国家システム、資主義的な生産様式、自然科学に基づく合理的な思考様式・・・、これらすべてが「近代」の語には含まれるが、それらは当然ながら一緒くたにできるものにあらず、ある社会におけるそれらの「受容」あるいは「押し付け」のあり方はそれぞれの形象ごとに異なる

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    blueroof 2010/02/08
  • 1月24日における新宿中央公園での事件について - 過ぎ去ろうとしない過去

    ■緊急声明 http://livingtogether.blog91.fc2.com/blog-entry-26.html 1月24日(日曜日)、私たちは、「レイシストを通すな!1.24緊急行動」として在特会のデモへの抗議行動を呼びかけました。すでに報告したように、私たちが呼びかけた新宿南口での抗議行動はひとりの逮捕者を出すことなく終了しました。しかしその後、在特会のデモ解散地点となった新宿中央公園にて、デモ参加者と衝突した人物が逮捕されたという情報を知る事となりました。 この件について、すでに多方面から様々な憶測が流されています。私たちのブログにも、予断と偏見に満ちた無責任なコメントが数多く寄せられています。デモ解散時の現場を直接に目撃していない私たちは、逮捕に関する詳細を把握していません。しかし次のことを言わなければならないと考えています。 それはこの間、ヘイトクライム、ヘイトスピーチ

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    blueroof 2010/01/26
  • なぜ「男は獣」といいたがる人がいるのか - hokusyu’s blog

    ■「獣」のアウトソーシング http://d.hatena.ne.jp/sk-44/20091204/1259906283 sk-44さんは、性犯罪者に「獣」をアウトソーシングすることで、自らの悪意に対して欺瞞的に振舞うことが可能になっていると主張する。だが、アウトソーシングしているのは当に性犯罪者に対してだけなのだろうか。むしろ、アウトソーシングをするために、自らの中に「獣」を飼っているひとが多いのではないか。 渡辺淳一というひとの書いたものはまったく読んだことがないのだけれど、例のコラムを参照する限り、「先生も獣ですか」と問われたら「そうだね、獣かもしれないよ」と返事をするのではないだろうか。「私はまだ獣ではないが、獣になりうる」という可能性の中にこそ、自らの悪意にたいする欺瞞がある。 「獣」というのは、「私の中にあって、私のコントロールが効かないもの」の象徴にほかならない。われわれ

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    blueroof 2009/12/06
    『欲望が「人間」の所有物であるとすれば、それは私という「人間によって」"immer wieder(常に、再び)"な裁きの対象にならざるをえない。』
  • 「男はケモノ」が「女性の自衛」と結びついていること自体が差別 - 過ぎ去ろうとしない過去

    「男はケモノ」という論法は確かに問題かもしれませんが、それ以上に「男はケモノ」ということで何を言おうとしているのかがもっと問題です。 ■強姦するのが男の性なら去勢するのが自己責任でしょ http://d.hatena.ne.jp/Francesco3/20091129/1259458069 「強姦するのが男の性なら去勢するのが自己責任」は、単なる極論に極論をぶつけているわけではありません。「強姦するのが男の性」いわゆる「男はケモノ」という前提を、「だから」女性は自衛しなければならない、という結論に接続させること自体が女性蔑視的である、ということを暴露しているのです。 「男はケモノ」であるとしましょう。世の中に、人間を手当たりしだい襲うような「ケモノ」がうろうろしている場合、まっさきに対策されるべきは「ケモノ」の排除です。たとえば野犬が増えて人々の身が危険になった場合、ふつうは野犬を捕まえて

    「男はケモノ」が「女性の自衛」と結びついていること自体が差別 - 過ぎ去ろうとしない過去
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    blueroof 2009/12/04
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