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ブックマーク / note.com/sudotadashi (6)

  • 山田尚子監督の新たな飛躍へ、新作短編、仏映画祭でフォーカス|数土 直志(すど・ただし)

    6月13日から18日までフランスで開催するアヌシー国際アニメーション映画祭が、期間中の上映作品を次々に発表しています。世界で最も歴史が古く、規模が大きなことで知られるアニメーション映画祭ですが、日からも長編・短編両コンペティションなどでいくつもの公式ノミネートが決まっています。 そのなかで今回、「おっ!」と目を惹いた作品がありました。コンペティションでなく、「ワーク・イン・プログレス(Work in Progress)」という部門で取上げられる山田尚子の監督による『Garden of Remembrance』という作品です。 製作はアニメスタジオのサイエンスSARUと同社代表取締役でプロデューサーのチェ・ウニョン、さらにアニメ製作会社エイベックス・ピクチャーズがクレジットされてます。 「ワーク・イン・プログレス」はアヌシーならの企画で、現在制作進行中のプロジェクトについて制作者が自ら作品

    山田尚子監督の新たな飛躍へ、新作短編、仏映画祭でフォーカス|数土 直志(すど・ただし)
  • クランチロールがソニー傘下でも主要企業10社以上 北米アニメ配信最新状況|数土 直志(すど・ただし)

    【ソニーのクランチロール買収で独占は強まったか】 ソニーグループがユーザー数世界最大のアニメ専門配信サービス「クランチロール(Crunchyroll)」の買収完了を2021年8月9日に発表しました。買収総額は約1300億円、長年ニッチと思われてきた「ANIME」の海外ビジネスとしては破格の金額です。 今回の買収は2020年12月に既に発表されており、買収完了まで約8ヵ月もかかりました。時間がかかったのは、米国司法省による独占禁止法の審査に時間がかかったとも言われています。 グーグルやアマゾンといった巨大IT企業が存在する米国で、なぜクランチロールが問題視されたのでしょうか。それこそがソニーグループが今回の買収の理由であり、この件がアニメ業界で事件とされる理由です。 クランチロールのユーザーは世界1億2000万人、有料会員数が500万人。特に北米で強さを発揮しています。アニメ専門配信の業界シ

    クランチロールがソニー傘下でも主要企業10社以上 北米アニメ配信最新状況|数土 直志(すど・ただし)
  • 東南アジアで日本アニメ配信、どうやって見てるかちょっと整理|数土 直志(すど・ただし)

    映像配信プラットフォームの普及が、海外での日アニメの人気拡大につながったと言われています。メディアでの配信の話題は「Netflix」や「Amazon プライム ビデオ」などの米国のグローバルプラットフォームに傾きがちです。 ただ世界の国は様々。国ごとにアニメファンが利用する映像配信プラットフォームも異なるのでないか? と、思って調べ始めたら、これが大変……。 NetflixAmazonプライム ビデオ、アニメ専門の「クランチロール」以外にも、海外で利用されているサービスが次々にでてきます。どうやら2020年のいま、世界のアニメ配信は一大活況を呈しているようです。 世界全部は無理と判断、今回は東南アジアに絞って日アニメを届ける映像プラットフォームの動向をまとめてみました。 ■東南アジアでも強い「Netflix」東南アジアの人口は、ASEAN10ヵ国だけでも軽く6億人を越えます。これはヨ

    東南アジアで日本アニメ配信、どうやって見てるかちょっと整理|数土 直志(すど・ただし)
  • アニメーター育成に相次ぎ乗りだす国内アニメスタジオの本気|数土 直志(すど・ただし)

    ■有期雇用でアニメーター育成:スタジオポノックの試み「日アニメの人気やビジネスが拡大する一方で、アニメーション制作の就業環境は劣悪な状況にある」、業界内外から長らく指摘されてきた問題だ。厳しい就業環境は高い離職率となり、制作での慢性的な人材不足の一因にもなっている。 さらに状況がなかなか変らないことも問題とされてきた。しかし近年、制作スタッフの就業環境改善や人材育成に変化の兆しが現れている。こうした動きは、まだよく知られていないようだ。 そんな変化を象徴するニュースが、4月1日に流れてきた。アニメーション制作のスタジオポノックが4月から「Ponoc’s “Principles of Animation”Program(”P.P.A.P.”)」と名付けたアニメーター育成の教育プログラムのエントリーを開始する。 2015年に設立、まだ5年ほどの歴史しかないスタジオポノックの名前を知らない人は

    アニメーター育成に相次ぎ乗りだす国内アニメスタジオの本気|数土 直志(すど・ただし)
  • ソニーのクランチロール買収、アニメ業界に何が起きるのか。|数土 直志(すど・ただし)

    ■日アニメで買収総額1222億円日アニメの海外人気の高まりが近年指摘されますが、これと共にビジネス規模も急激に大きくなっています。ソニーと米国の通信会社AT&Tが12月10日に発表した、ソニーのグループ会社ファニメーション・グローバルによる米国のアニメ動画配信企業クランチロールのAT&Tからの買収は、これを象徴する出来事です。 買収総額は11億7500万ドル(約1222億円)。大型M&Aとして国内外のメディアでも大きく報じられました。これまでニッチと思われてきた「アニメ」分野での10億ドル規模のM&Aが国内外のアニメ関係者を驚かせました。 日国内でもアニメ企業のM&Aは少なくありませんが、その金額は最近までは数億円から数十億円程度です。そもそも北米おける日アニメの映像市場は10数年前には年間数百億円に過ぎませんでした。それがいまや1200億円の企業買収が成立するようになったのです。

    ソニーのクランチロール買収、アニメ業界に何が起きるのか。|数土 直志(すど・ただし)
  • まるで日本アニメ! 次々と生まれる海外産「ANIME」の注目作!|数土 直志(すど・ただし)

    ■2Dアニメでも話題作が次々現れる中国映画2020年11月7日に全国公開となった中国産の劇場アニメ『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』が、映画ファン、アニメファン、アニメ関係者で話題を呼んでいます。もともと昨年秋に中国語音声・日語字幕が小規模公開しており、作品の完成度がアニメ関係者やファンの間で高く評価されました。 これを受けて人気の声優を起用、日アーティストの主題歌をつけて、より親しみやすいかたちで今回の格公開となりました。作品の評判は上々です。 中国ではこれまでも『ナタ 魔童降臨』、『西遊記 ヒーロー・イズ・バック』といった大ヒットアニメーション映画があります。日でも公開されました。しかし国の興行成績では遥かに小さい『羅小黒戦記』ほど話題になりませんでした。 『羅小黒戦記』が関心を呼ぶのは、先の2作品がハリウッドスタイルのフル3DCGだったのに対して手描きの2

    まるで日本アニメ! 次々と生まれる海外産「ANIME」の注目作!|数土 直志(すど・ただし)
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