韓国の朴槿恵大統領に関するサイト記事で、名誉 毀損 ( きそん ) 罪に問われた産経新聞前ソウル支局長に、ソウル中央地裁は無罪を言い渡した。 判決は、記事の一部は「虚偽」とする一方で、「大統領を 誹謗 ( ひぼう ) する目的は認められない」ことを無罪理由に挙げた。記事を書いた主な目的については、「日本に韓国の政治、社会の状況を伝えるためだった」と指摘した。 産経新聞のサイトに掲載された記事は、韓国紙「朝鮮日報」のコラムを引用したものだ。昨年4月に旅客船セウォル号が沈没した事故の当日、朴氏が男性と会っていたという 噂 ( うわさ ) があると報じた。 前支局長が風評を安易に記事にした点は批判を免れない。ただし、朴氏は公人であり、記者会見などで不正確な報道に反論し、名誉を回復する手段を有している。 検察が報道内容を理由に刑事訴追したのは、明らかに行き過ぎだった。大統領府の意向をくんだ政治的起
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