小泉進次郎環境相の動きがめまぐるしい。連日のように企業関係者との会談をこなし、イベントに参加する。3日には「新型コロナウイルス後の社会像を考える勉強会」を立ち上げた。持ち前の発信力に陰りが見えた時期もあったが、最近は行動とともに発言にも勢いが出てきたように映る。9月の就任1年の節目に向け、行動も“小泉節”も勢いを増しそうだ。 小泉環境相は6月12日に環境省独自の「気候危機宣言」を自身で発表すると、その後は会談ラッシュとなった。22日に若手経営者グループと会い、24日には経団連の中西宏明会長とともに生物多様性保全の会合に出席。25日はレジ袋削減の啓発イベントに参加し、同日夕方には温暖化対策を訴える企業グループ「日本気候リーダーズ・パートナーシップ」、続けて学生団体との意見交換に臨んだ。 翌週29日は再生可能エネルギー発電事業者から意見を聞き、30日は武田良太防災担当相と気候災害に対応する戦略