高齢者の新型コロナウイルスのワクチン接種について、県内の41の市と町は7月末までに完了するとしていますが、どれだけの人に接種するか、割合にバラツキがあることがわかりました。 全員を目標とするのは3つにとどまった一方、7月末完了に向けて割合を下げた自治体もあり、専門家は「目標達成の時期がひとり歩きし、自治体が混乱している」と指摘しています。 兵庫県の調査で、県内の41の市と町は、65歳以上の高齢者への新型コロナウイルスのワクチン接種を「7月末までに完了する」と回答し、兵庫県は、その結果を、今月、国に報告しました。 その後、NHKが各自治体に7月末の時点での接種した人の割合について取材したところ、高齢者全員、つまり100%を目標としたのは伊丹市、加東市、播磨町の3つの自治体だった一方、神戸市で80%、西宮市では65%などと、自治体によってバラツキがあることがわかりました。 県からの要望を受けて