新型コロナウイルスの子どもへの感染が増えていることから、国立感染症研究所は、これまでの感染事例の調査から分かった学校などの教育現場での基本的な対策について公表しました。 これは、国立感染症研究所が25日に開かれた厚生労働省の専門家会合で示したものです。 この中では、デルタ株のまん延に伴い ▽10代以下の感染者数が増加傾向にあるとしたうえで、 小学校では ▽教職員を発端とした比較的規模の大きなクラスターが複数発生している一方で ▽児童の間での感染が大規模なクラスターになったケースは確認されていないことなどを紹介しました。 そして、保育所や幼稚園、大学までの学校、それに塾などでの対策として ▽全員の体調を確認して、体調不良時の欠席連絡や自宅待機時の行動管理を徹底することや ▽教職員は健康上の明確な理由などがなければワクチン接種を積極的に受けること などを提案しました。 また ▽人の密集が過度に