文 あかしゆか 会社員として働きながらフリーの編集・ライターとしても活動するあかしゆかさん。社会人2年目の頃に感じた「悩み」から解放されたきっかけの言葉と、大切にするようになった「文章を書く行為」についての思いを寄稿いただきました。 社会人2年目も半ばを過ぎた頃のこと。私は、「自分にしかできない仕事なんてないのでは」と悩んでいた。 周りのデキる先輩の存在や、いつまでたってもなくならない自分のミス……。特に目立ったスキルもなく、成長している実感も全然わかなかった私は、「ちゃんとチームに貢献できているのだろうか?」と、ネガティブな気持ちになっていた。チームメンバーは皆優しく、とてもいい環境だったが、当初の「やったるぞ」という自信ややる気は、時間が経過した風船のように、しぼみかけていた。 そんなふうに思っていた私だが、“ある言葉”に出会ったことで、少しずつ変わっていったように思う。本当に少しずつ