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普段使用する漢字の指針となる「常用漢字表」が、2010年度にも改正される。新たに追加される196文字の中に、文字コード「シフトJIS」にない漢字が含まれているため、情報システムに大きな影響を与えそうだ。最新のJIS規格「JIS X 0213:2004」の改正に委員としてかかわった京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センターの安岡孝一准教授が、問題の核心を解説する。 (日経コンピュータ) 2009年11月10日、文部科学省の「文化審議会国語分科会」において、常用漢字表の改正案が承認された。現行の常用漢字表にある1945字から「銑」「錘」「勺」「匁」「脹」の5字を削除し、新たに196字を追加する改正案で、2010年度の内閣告示を目指している。 新しい常用漢字表が告示されると、「シフトJIS」や「EUC-JP」といった従来からある文字コードを使用するシステムで大きな問題が生じ
Android Runtime 次いで,アプリケーションの実行環境「Android Runtime」を解説する。Android Runtimeは,仮想マシン「Dalvik VM」と,基本的なAPIを提供するコア・ライブラリで構成される。 Androidのすべてのアプリケーションは,Dalvik VM上で動作する(図4)。Dalvik VMは,Java VMと同様,メモリー管理をガベージ・コレクタ*が担当している。開発者がメモリーの確保と解放を明示的に実行しないでも,メモリー・リークによる深刻なシステム破壊を防いでいる。 加えて,JavaからC/C++を呼び出すAPIのJNI(Java Native Interface)にも対応している。CやC++で書かれたネイティブのコードが実行可能となっている。 Dalvik VMのアーキテクチャは,“レジスタ・ベース”を採用している。レジスタ・ベースは
日立ソフトは2009年12月1日,全社横断の専門組織「Rubyセンタ」を設立する。Ruby認定技術者中心に,Ruby言語に精通したエンジニア約100人で活動,Rubyを使用したシステム開発などビジネスの拡大を目指す。 Rubyセンタは業種別の各事業部門と共同で,Rubyを使った新規システム開発を行うほか,運用・保守サービスや教育サービス,コンサルティング・サービスなどを実施する。おもに中小規模のシステム開発案件を中心にビジネス展開を進める方針。同社の松江事務所内に「Rubyラボ」を設置し,Ruby関連団体との連携も強化する。 Rubyはまつもとゆきひろ氏が開発したオープンソースのプログラミング言語で,開発生産性の高さから世界的にWebシステムなどで採用が拡大している。ミニブログ・サービスのTwitterが採用しているほか,日本では楽天,クックパッド,食べログなどが利用している。 日立ソフト
株式会社DTS ネットワーク事業本部 プロジェクトマネージャ。Javaを中心にフレームワーク開発や開発プロセス定義など幅広く活躍中。StrutsIDEコミッタ。著書「まるごとEclipse! Vol.1」(発行:インプレスコミュニケーションズ)。 この連載では,現場のJava開発者が気になるJavaフレームワークを詳細に解説します。今後利用実績が伸びそうなフレームワーク,多少メインストリームから外れているけど,ユニークで注目に値するフレームワークなどを,一つずつ取り上げてじっくり解説していきます。今すぐでなくても,いずれ仕事に役立つはずです。ぜひ読んでください。 第1回では,最近人気のAjaxアプリケーションを簡単に作れるフレームワークを取り上げます。Ajaxは,Webアプリケーションにリッチなユーザー・インタフェース(UI)をもたらす仕組みとして非常に注目されています。基礎的なアーキテク
遂に日本でもAndroid携帯が発売された。注目を集めているAndroidとは,一体何なのか,パソコンに移植するためにはどのような作業が必要なのか,アプリケーションを開発するにはどうするのか解説する。 Androidは,米Google社が開発し,携帯電話関連の業界団体であるOHA(Open Handset Alliance)が2007年11月に発表した,ソフトウエア・スタック(複数層で構成するソフトウエア群)である。 Androidを構成するソフトには,携帯端末向けに改良されたLinuxカーネルとミドルウエア,アプリケーションの実行環境,開発環境であるアプリケーション・フレームワーク,アプリケーション,がある。 Androidは携帯端末用として開発されているものの,適用範囲は携帯端末にとどまらない。Androidが現在対応しているCPUは英ARM社のARM系と米Intel社のx86系の2種
2009年11月5日,Googleは自社サービス製品であるGmail,Google Maps,Google Docsなどの開発に使用しているJavaScriptアプリ開発ツール群「Google Closure Tools」を一般公開しました。 "Closure"は一般的に,閉鎖や閉店といった意味で使われます。ツールの命名としては少しネガティブなニュアンスを感じますが,Google Closure Toolsの場合は,終結といった意味で,開発プロジェクトにおける最終ステップの仕上げ用ツール。すなわち“栓”という意味で中身があふれ出さないようにキッチリ閉めておくものといった意味合いから命名されているようです。 Ultimate(究極)に近い意味でGoogleの自信の表れと受け取った方がいいかもしれません。Googleで新規公開になったプロジェクトとしては珍しく,ベータ版の表記もありません(Go
NECは2009年10月1日,「パーソナルソリューション事業開発本部」を新設し,その中にAndroidに関する技術開発を担当する「Android技術センター」を発足させた。その狙いや今後の展望などを,パーソナルソリューション事業開発本部長で支配人の西大和男氏と,パーソナルソリューション事業開発本部技術主幹でAndroid技術センター長の今福力氏に聞いた。 西大氏 日本ではケータイが独自の進化を遂げてきましたが,米Apple Inc.のiPhoneの成功で,ケータイとは使い方が異なるPDAのような製品が消費者に受け入れられるようになってきました。一方で,パソコンでは小型で低価格のネットブックが売れています。今後は両者の中間にある,画面サイズが5~10型の領域に新しい市場ができると考えています。例えば,7型のディスプレイを備えるデジタルフォトフレームなどです。 ところが,こうした中間市場向けに
1960 年生まれ,独身フリー・プログラマの生態とは? 日経ソフトウエアの人気連載「フリー・プログラマの華麗な生活」からより抜きの記事をお送りします。2001年上旬の連載開始当初から,現在に至るまでの生活を振り返って,順次公開していく予定です。プログラミングに興味がある人もない人も,フリー・プログラマを目指している人もそうでない人も,“華麗”とはほど遠い,フリー・プログラマの生活をちょっと覗いてみませんか。 ※ 記事は執筆時の情報に基づいており,現在では異なる場合があります。 私がC言語と出会ってから,もう25年近くたつ。当時は大学の計算機センターでFORTRANやPL/I,Lispなどで遊んでいた。PascalやパソコンBASICも手近にあったが,やはり面白いのはLispであった。 その後,C言語の紹介を雑誌で読んだり,研究室にあるPDP-11にUNIXがきたという噂(うわさ)を聞いたり
日スウェーデン合弁のSony Ericsson Mobile Communicationsは2009年11月18日(米国時間),同社モバイル端末向けの開発環境「WebSDK」ベータ版の提供を始めた。Webの作法で簡単にアプリケーションを開発できるのが特徴。同社はWeb開発者向けイベント「Web 2.0 Expo New York 2009」で,WebSDKの狙いとリファレンス端末となる「Xperia X10」などの設計思想を明かし,開発への参加を呼びかけた。 WebSDKの特徴は,(1)開発の容易さ,(2)複数OSに対応する実行ファイルの生成,(3)端末のハード/ソフトの機能を利用するAPIのオープン化,の大きく三つある(写真1)。 (1)と(2)は,オープンソースのマルチ・モバイルOS対応開発ツール「PhoneGap」コミュニティとの共同開発によるもの。PhoneGapは,iPhone/
ショーケースの中にある電源の入っていない新端末(写真1)を眺めていると,説明員がそっと近づいて稼働中のAndroid携帯「Xperia X10」の実機をデモする。そんな演出でWeb開発者にアピールしているのが,2009年11月16日から開催されている「Web 2.0 Expo New York 2009」の日スウェーデン合弁のSony Ericsson Mobile Communications(SEMC)ブースだ。 Xperia X10は,米Googleの組み込み向けOS「Android」をベースに,SEMC独自のユーザー・インタフェースを作り込んだスマートフォン(関連記事)。入力デバイスとしてタッチパネルとスライド式のキーボード,顔認識機能付き800万画素デジタルカメラ機能(写真2,写真3),などを備える。
2009年11月18日から20日までパシフィコ横浜で開催されている組み込みソフトウエア開発の技術展「Embedded Technology 2009」では,デジタル放送対応のAndroid搭載STBのデモンストレーションが相次いだ。Open Embedded Software Foundation(OESF)のブースで,アドバンスト・コミュニケーションズが地上デジタル放送(フルセグ)対応のSTBの試作機,KDDI研究所がIPTVとビデオ・オン・デマンド(VOD)に対応したSTBの試作機を展示した。 アドバンスト・コミュニケーションズの地デジ対応STBのソフトウエアは,同社がC言語で開発したLinux用の地デジ・プレーヤーを Androidに組み込んだもの。Androidのアプリケーションは,Java向けAPIを提供するSTBフレームワークと,JavaからCアプリケーションを呼び出すためのA
KDDI研究所は,組み込み関連の技術展「Embedded Technology 2009」(パシフィコ横浜で2009年11月18日から20日まで開催)で,Androidベースのセットトップ・ボックス(STB)を使った各種の技術デモを披露している(関連記事)。具体的には,IPTVフォーラムの技術仕様に準拠したビデオ・オンデマンド(VOD)やIPマルチキャスト放送受信機能,そして近接無線技術「TransferJet」を使ったAndroidベースの携帯電話機とのコンテンツ連携機能である。 このデモのポイントは,「Android上でIPTV機能を実現したことと,STBと携帯電話機のDalvik VM上で同じアプリケーションがそのまま動作してコンテンツ連携が容易なことを示した点」(KDDI研究所)という。 同社はIPTV機能を実現するため,携帯電話機向けに設計された標準のAndroidに,Linux
筆者には日本の携帯電話産業が,パソコン産業の歴史を繰り返しているように見える。 1980年代後半の日本のパソコン市場の王者はNECのPC-9801だった。ところが,1990年に投入された日本アイ・ビー・エム製のOS,「DOS/V」が登場したことで流れが変わった。DOS/Vは日本語処理用の独自プログラムをMS-DOSに組み込んだOS。既に世界標準プラットフォームとなっていたPC AT互換機にこれを載せれば,日本語環境を持ったパソコンを作り出すことができた。それまではパソコンを日本語化する場合,専用の拡張ROMボードなどが必要で,そのままPC AT互換機を日本に持ち込むことができなかった。これが解決されたことで,一気に日本にPC AT互換機が流れ込むこととなった。 PC ATの仕様はオープンであったためメーカーの競争がし烈。そのパーツは世界市場に向けて大量生産されるため,完成品は日本市場用に作
Googleは2009年11月10日(現地時間),新しいプログラミング言語「Go」をオープンソース・ソフトウエアとして公開した。「動的言語の開発生産性とC/C++に迫る静的言語並み性能を兼ね備えた,並列システムプログラミング言語」としている。UNIXの作者のひとりであるKen Thompson氏らが開発した。 Goは,C/C++風の記法をシンプルにした文法を採用している。Go開発チームによれば「C/C++に迫る高速性,タイプ・セーフ/メモリー・セーフであることによる安全性,『goroutine』と呼ぶ軽量プロセスによる並列処理のサポート,速いビルドやクリーンな文法など“楽しさ(fun)”」が特徴であるという。並列処理に関しては数千のgoroutineを走らせることができるとしている。またクロージャやリフレクションなどの機能も備える。 開発チームには,Ken Thompson氏のほかRobe
あけましておめでとうございます。今年もJava技術最前線ではJavaの新しい技術を取りあげていく所存ですので,よろしくお願いします。 さて,新年はじめてのJava技術最前線で取りあげるのはアノテーションです。 えっ,アノテーションってJava 2 SE 5.0の機能ではなかったっけ,と思う人も多いはず。確かに,アノテーションはJ2SE 5.0で取り入れられた機能ですが,Java SE 6ではアノテーションを処理するための新しい機能が取り入れられたのです。 J2SE 5.0では,アノテーションを処理するため,次の3つの方法がありました。 Javadoc apt (Annotation Processing Tool) リフレクション この中で最も使用されていたのが,aptです。しかし,aptはあくまでも非標準のツールでした。 アノテーションはJSR 175で仕様が策定されましたが,JSR 1
1時間強でテトリスを作れるのはすごいですね。プログラミング歴を教えてください。 幼稚園のころからですね。当時,セガが「SC-3000」というパソコンを出していて,これが家にありました。あるとき,親が「ベーマガDX」(注:電波新聞社が発行していたプログラミング雑誌「マイコンBASICマガジン」の別冊。様々なパソコン用のゲーム・プログラムなどを掲載していた)を買ってきたので,そこに載っているプログラムを打ち込んでいました。 当時は「これを打ち込むとゲームができる」という認識しかなかったですが。SC-3000には顔のキャラクタがあってそれをBASICのPRINT文で表示して親に自慢げに見せていたそうです。 幼稚園のころに? はい,あまり信じてもらえないかもしれないのですけど(苦笑)。 小学校に入ってからは,PC-88(NEC製の8ビット・パソコン)もあったのですが,それはほとんど使わずに小学校4
かつて「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」というテレビ番組に,「勇気を出して初めての告白」というコーナーがあった。視聴者がテレビ番組に告白したいことを手紙で送り,出演するタレントの手助けを得て,勇気を出して告白をする。演出込みだったのかもしれないが,当時小学生だった筆者はドキドキしながら見守っていたことを覚えている。 その後,筆者は「好きです」「つきあってください」などと,何度か告白する機会があった。ここで言いたいのは,筆者がどのような告白をしたかではない。告白をすれば返事があるということだ。返事はOKのときもあれば,NGのときもある。NGの場合は,さまざまな理由が付随したりする。 日常でよく見られる「リクエスト」と「レスポンス」 ときは経って,筆者は社会人になり,記者を経て編集者になった。日経ソフトウエアというプログラミング雑誌で,HTTPの解説記事を編集していたときのことである。 W
サイバーエージェントのブログサービス「Ameba(アメーバブログ=アメブロ)」が、2009年9月期の第4四半期は初の黒字になった。同社は今期、Ameba事業で約30億円の営業利益を計上する見通しだ。来期には、サイバーエージェントの収益を支える新たな主力事業としての地盤を固め、アメブロ事業における約60億円の累積損失を一掃するという。藤田晋社長に、アメブロ事業について聞いた。(聞き手は島田昇=日経コンピュータ) 懸案だったブログ事業「Ameba(アメブロ)」が四半期ベースでようやく黒字になった。 黒字になるかどうかについては、さほど心配していなかった。黒字転換に固執し、小さな利益を追求しても仕方がないからだ。アメブロは巨大メディアに成長し、高収益事業になってこそ意味がある。目先の収益ばかりに気をとられると、つまらないサービスになってしまう。だからこそ、これまでの約5年間は、あえて収益を度外視
KDDIとNECは2009年11月1日,KDDIや米Googleなど6社が出資する海底ケーブル敷設プロジェクト「Unity」の陸揚げの模様を報道陣に公開した(写真1)。陸揚げでは,沖合約2kmに停泊中の海底ケーブル敷設船からケーブルを繰り出し,KDDI千倉海底線中継所(千葉県南房総市千倉)内設備と接続。同年11月11日頃に約470km先の米国側ケーブルと融着後,テストを終える2010年春に運用を始める予定だ。 Unityは2008年2月に,KDDI,インドBharti Airtel,マレーシアGlobal Transit,Google,香港Pacnet,シンガポールSingTelの6社が立ち上げた海底ケーブル敷設プロジェクト(関連記事)。敷設事業は米Tyco TelecommunicationsとNECが受注し,敷設が進められてきた(関連記事)。最大容量は4.8Tビット/秒(当初計画は7.
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